2024年04月12日 16:01更新

リーグ参戦4シーズン目、目指すは優勝！

FC越後妻有が参戦する北信越女子サッカーリーグが今月13日（土）に開幕します。チームにはこの春、大阪府出身の清﨑鈴乃さん24歳と、奈良県出身の中島桃愛さん21歳の2人の選手が新たに加わりました。開幕直前の練習の様子を取材しました。

FC越後妻有は十日町市を拠点に活動する女子サッカーの実業団チームです。大地の芸術祭の運営をはじめ、農業の担い手として棚田の保全活動も携わっています。昨シーズンは加盟する北信越女子サッカーリーグで14試合に臨み、10勝3敗1分けで、8チーム中3位の成績でした。

チームは普段、松代地域にある奴奈川キャンパスのグラウンドでトレーニングしていますが、まだ雪が残っているため、今シーズンのリーグ開幕前の約1か月間は上越市や柏崎市のグラウンドに出向いて、試合を意識した屋外練習に励んできました。11日（木）は上越市頸城区のくびきふれあいグラウンドで汗を流しました。

石渡美里　キャプテン
「例年より体が動けている。前期は上位に入るというチームの目標を達成しリーグ優勝を目指したい」

 DF 清﨑鈴乃 さん

チームは去年のシーズンオフに2人のメンバーが退団しましたが、この春新たに2人が加わりました。1人は大阪府出身でディフェンダーの清﨑鈴乃さん24歳です。清﨑さんは小学生の頃からサッカーに親しみ、大学卒業後は、福祉関係の仕事に就きましたが、もう一度好きなサッカーを全力でやりたいと去年、FC越後妻有の体験会に参加して入団を決めました。

清﨑鈴乃さん
「妻有の自然や人の温かさに触れてチームで頑張ろうと思った。メンバーは明るく優しい、このメンバーでサッカーができることがうれしい。サッカーも仕事も全力で、地元の人とコミュニケーションを取りながら頑張りたい」

 GK 中島桃愛さん

もう一人は奈良県出身の中島桃愛さん21歳。ポジションはゴールキーパーです。中島さんは2021年入団のゴールキーパー、木村珠奈さんの親戚にあたります。木村さんの影響を受け、幼いころから地元のクラブチームに在籍し、学生時代は男子チームに混ざってサッカーを続けてきました。就職を考えた時に木村さんの勧めで、インターンシップで3回十日町市を訪れたことをきっかけに、FC越後妻有への入団を決めました。

中島桃愛さん
「サッカーを続けてきて、サッカーへの熱意がまだあった。去年3回インターンシップで来て、地域の人と仲良くしながらチームでやっていきたいと思い、入団を決めた。チームや自分のためにも成長して応援してくれる人の支えになればと思う」

2人の加入で選手の人数は総勢12人のまま変わりはありませんが、中島さんが加わったことでチーム内に3人のゴールキーパーが在籍している状況です。そのためフィールドプレイヤーの10人の中で足りないポジションは今シーズン、選手たちの知人などをサポートメンバーとして迎い入れて試合に臨みます。

元井淳 監督
「2人のメンバーが昨季離脱したのでマイナスはあるがそこを新しいメンバーが埋める活躍を期待している。チーム内に3人のキーパーは多いが、このクラブでやりたいという選手の志をチームでアジャストできるような形を作りたい。メンバーでできることをシーズン通して積み上げて昨年以上の成績を目指したい」

北信女子サッカーリーグは今シーズン、4県8チームによる総当たりで14試合が行われます。FC越後妻有の開幕戦は4月13日（土）13時30分から。石川県金沢市北陸大学フットボールパークでのアウェー戦で北陸大学フィオーレに挑みます。