2025年06月05日 16:03更新

人材不足が課題となっている建設業や土木業の魅力を知ってもらおうと十日町市立南中学校で地元の関係団体による出張授業が4日（水）に開かれ、2年生が測量器械やドローンの操縦を体験しました。

この出張授業は地域の暮らしを支える建設産業の重要性や魅力を知ってもらい将来の職業選択に役立ててもらおうと、8年前から十日町地域振興局が管内の中学校を対象に開いています。この日は南中学校の2年生74人が地元の業界団体に所属する17人から建設業と土木業の違いや道路除雪について説明を聞いたあと、ドローンを使った測量などの現場作業を体験しました。

生徒たちは赤外線やレーザーを使って距離を測る「トータルステーション」や、2つの地点の高低差を測る「レベル」という精密器械に触れ、実際の測量作業のイメージを膨らませていました。

2年生
「（建設業は）よくわかっていなかったが話を聞いて理解したり少し興味が持てた。（将来の職業は）決まっていないから自分に合ったことを探していきたい」
「建設業などの話が楽しく聞けた。建設業は大変な仕事と思っていたが（話を聞くと）楽しくできる仕事だと感じた。将来の仕事の選択肢に入れようかと思う」

十日町地域振興局 地域整備部 田村覚さん
「（将来は）地元に残ってもらいたい気持ちが一番。できれば土木業に興味をもってもらい、使命感としてこの地域に残ってほしい」

この出張授業は南中学校のほか、管内にある8校で行われます。