2025年09月05日 15:36更新

十日町市妻有町西1丁目の株式会社たきしん企画と関連会社の有限会社サンシーが、8月27日に新潟地裁長岡支部より破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。

帝国データバンクによりますと、たきしん企画は1982年6月に設立された織物製造を手掛ける業者です。主に友禅染めによる一点ものの着物を主体に手掛け、全国の呉服関連会社や一般個人等を得意先に1989年6月期には年売上高で約1億4000万円を計上していました。

しかし、呉服への需要低下を背景に業状は年々縮小傾向で推移し、2024年6月期の年売上高は5000万円を下回る水準にまで落ち込んでいました。その後も厳しい業況、財務状況が続き、今後も先行きの見通しが立たないことから、関連会社の有限会社サンシーとともに今回の措置となりました。

負債はたきしん企画が約4000万円、サンシーが僅少とされ、2社の合計も約4000万円となっていますが、今後変動する可能性があるということです。