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台湾産米で清酒を造るプロジェクトが十日町市で始動!松乃井酒造場で事業の安全祈願祭

2026年09月25日 17:53更新

台湾とのスポーツを通じた交流をきっかけに、台湾産の酒米を使った清酒を造る新たなプロジェクトが十日町市などで始まります。醸造先となる十日町市上野の松乃井酒造場に関係者が集まり、事業の安全祈願祭が22日(火)に行われました。

このプロジェクトは、スキー合宿などを通して10年ほど前から台湾と交流を図ってきた十日町市スポーツコミッションに台湾の宜蘭県当局から「台湾産の酒米を使って清酒の製造ができないか」と、相談が寄せられたことをきっかけに始まりました。

台湾でもコメの消費量が減少していて、日本ブランドを絡めた新たな付加価値を生み出すため、台湾産の酒米を使い日本の酒蔵で清酒を造り、出来上がった製品を台湾で販売する計画です。

宜蘭県 林定三 県政顧問
「台湾の酒米で清酒を作ったらおいしいかどうかや、日本の工房の違いによって、どっちの工房が台湾の酒米に合うかなどを勉強したい」

十日町市スポーツコミッションが仲介役となり、このプロジェクトに協力するのは十日町市内の松乃井酒造場と魚沼酒造、新潟市にある塩川酒造の3つの酒蔵です。この新たな事業の成功と安全を願って松乃井酒造場でこのほど安全祈願祭が行われ、十日町市側や台湾から訪れた関係者26人が出席しました。

今回のプロジェクトで輸入された台湾産の酒米は全部で9tです。このうち松乃井酒造場には3tが届いていて、11月初旬から順次仕込みが始まる予定です。

精米歩合50%、アルコール添加をせずに、コメと米こうじ、水のみによる純米大吟醸の醸造を目指します。

(株)松乃井酒造場 古澤裕 代表取締役
「国産米ではない酒米で日本酒を造るのは初めてなので、どうなるか不安はあるが、引き受けたので、台湾の人が飲んで『おいしい』と言ってもらえるような酒をスタッフ一同造りたい。国内でも日本酒を含むアルコール飲料全体の飲酒離れが進んでいて、少しでも海外の人などで需要が増えたり、皆さんに興味を持ってもらい、飲酒人口が増えてもらいたいため、今回受けさせてもらった」

今回のプロジェクトで造られる清酒は、3つの酒蔵で12月下旬までには完成する予定です。3つの酒蔵で合わせて、720ml入りが約5000本ができる見込みで、出来上がった清酒はすべて台湾で販売されます。宜蘭県当局としても将来的に台湾独自の清酒を造れるようにするために、3つの酒蔵で製造された清酒の香りや味の違いを検証したいと話しています。

宜蘭県 林茂盛 代理県長
「宜蘭県の酒米が日本の酒造と共に連携することを大変嬉しく光栄に思うし、これからは宜蘭県の農家が作る農産品のバリューアップの一つの目標として頑張りたい。安全祈願祭を体験した経験で、台湾の宜蘭県の酒米もより良い品質にできるようにして、これから農民たちの生活も一段とアップしたい」

十日町市スポーツコミッション 福崎勝幸 会長
「私たちはスポーツという切り口だが、スポーツという直接的なものだけでなく、間接的なものも生まれてくるので橋渡しをしながら、実を結ぶような取り組みをしていくことで台湾との交流が高まってくると思う。スポーツがフックになって、いろいろなビジネスが生まれたり、橋渡しができればうれしい」

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