2026年09月29日 10:53更新
県の堅果類豊凶調査の確報が28日(月)に発表され、この秋は十日町市・津南町地域を含む中越地方で、ツキノワグマの主要なエサとなるブナやクリが豊作となり、木の実全体の作柄が良好であることが分かりました。
今秋の堅果類の豊凶調査結果
豊作:樹冠全体に密に結実
並作:樹冠全体にまばらに結実、又は一部に結実
不作:わずかに結実
県が今年8月、県内232地点でブナ、ミズナラ、コナラ、クリ、オニグルミの樹木を調査した結果、奥山に分布するブナと、人里近くに生育するクリは「豊作」。ミズナラ、コナラ、オニグルミは「並作」となり、全体として良好な作柄となっています。特にブナの豊凶指数は「2.48」を記録し、15年ぶり平成23(2011年)以来の大豊作となりました。
9月28日現在、県内のツキノワグマの目撃件数は667件となっています。また人身被害も2件発生していることから、県は「クマ出没警戒注意報」を継続しています。また十日町市には、クマの目撃情報や形跡を見つけた報告が9月28日現在、47件寄せられています。(直近3年の年間目撃件数は令和5年105件、令和6年104件、令和7年168件です)県内では依然として「クマ出没警戒注意報」が発表されています。秋の行楽やキノコ狩りなどで入山する際は、引き続き以下の対策を徹底してください。
〇地域のクマ目撃情報を確認し、クマのいるところは近づかない
〇複数で行動し、ラジオや鈴など音の鳴るものを携行する
〇クマの活動が活発な早朝や夕方の入山は避ける
〇クマのエサとなる生ゴミや不要となった農作物は適切に処分し、柿などの放任果樹は除去する
■ 来秋(令和9年)への警戒も必要
新潟大学 箕口名誉教授によると、ブナが大豊作となった翌年は「ブナが凶作になること」「冬眠中に子グマが多く生まれること」が非常に高い確率で予測されるとのことです。これらはクマの「大量出没」を引き起こす要因となるため、今秋だけでなく長期的なリスク管理が求められます。
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