2026年10月02日 18:19更新
産卵のために信濃川へと戻ってくるサケの遡上調査が10月から始まりました。9月29日(水)には宮中取水ダムの魚道に捕獲トラップが設置されました。
サケを捕獲するための大型トラップが設置されたのは宮中取水ダムの脇にある大型魚道の中です。
トラップの大きさは幅2.6m奥行き2.4m、高さは6.4mあり、クレーンを使って2基が水中に沈められました。
サケの遡上調査は、JR東日本が信濃川中流水環境改善検討協議会の跡を継いで令和5年度から自主的に実施していて、調査期間は10月1日から31日までの1か月間です。朝・昼・夕の3回、中魚沼漁協の組合員が罠を監視し、捕獲されたサケは漁協内で稚魚の人工ふ化に活用します。
サケの個体数は調査開始以来、過去2番目に多かった2020年度の996匹を境に減少傾向にあり、去年秋の調査では18匹と過去最少になっています。
JR東日本 河川環境マネージャー 原田泰行さん
「北海道では遡上数が昨年の4割ほどなるとも言われている、サケがどんどん減っているのが現状だが、ただやってみないとわからない。魚道の観察室もあるので、サケが遡上していく姿をぜひ観察に来てほしい」
なお、JR東日本が今年の6月上旬から7月上旬までの約1か月間に行った魚類の遡上調査では、3つの魚道から平年並みとなる16種類、約4000匹の魚が遡上していたことが分かりました。これには、生きている生物に負担をかけずにウロコやフンなど、水中に溶け出した生物由来のDNAを含む水を採取したサンプルを分析する最新技術の「環境DNA調査」が用いられましたが、JR東日本では今しばらく調査結果の有効性を検証するとして、引き続きトラップによる捕獲調査を継続する方針です。
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