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公開中止の作品が復活!「越後妻有 大地の芸術祭2022」夏期の作品公開情報

2022年08月02日 16:31更新

現在、十日町市と津南町で開催されている世界的なアートの祭典「越後妻有 大地の芸術祭 2022」。7月30日(土)からは今まで見ることができた作品に加え、新たに鑑賞できる作品が格段に増えます。これから鑑賞できるようになる作品の一部をピックアップして紹介します。


 

photo Nakamura Osamu

LOST#6/クワクボリョウタ(日本)
■公開期間:9月8日(木)~常設展示
■会場:十日町エリア/越後妻有里山現代美術館 MonET(以前に展示されていた場所)
損壊のため、開幕から公開中止となっていた作品が修復され、9月8日(木)から公開されることになりました。芸術祭期間が終わった後も常設展示されます。この作品は鉄道模型から放たれた光が、織物器具に当たり影を壁に投影する作品です。

 

エントロピア/クワクボリョウタ(日本)
■公開期間:7月30日(土)~9月4日(日)の火・水曜以外
■会場:十日町エリア/越後妻有里山現代美術館MonET(LOST#6の展示場所にて)
クワクボリョウタさんの作品「LOST#6」と同じ場所に展示される新作。
「この作品では乱雑に置かれた鏡の破片が、なぜか秩序だったモザイク模様を映し出す。それによって、一度は失われた秩序が、再び並べ直されることで新しい秩序を形作る、そのような状況を現出しようと試みた」(作家コメント)
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 

“Fog × FLO”.Amold Arboretum.Boston.U.S.A 2018 Photo Noriko Kashida

霧神楽/中谷芙二子(日本)
■公開期間:7月30日(土)~9月4日(日)の火・水曜以外
■会場:十日町エリア/越後妻有里山現代美術館 MonET
霧を用いた作品「霧の彫刻」が、MonET中央の回廊に囲まれた大きな池を舞台に、レアンドロ・エルリッヒ作「Palimpsest: 空の池」の上に制作されます。人工的な装置によって発生させた霧で作られる作品は、「霧の彫刻家」や「霧のアーティスト」と呼ばれる作者の代表的なシリーズです。気象条件など様々な要素によって変化する白い霧は、外から見るだけでなく、その中へと実際に立ち入ることが可能。鑑賞者は常に変化し続ける作品そのものに包み込まれ、五感の変化を体感しながら楽しむことができます。
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 

大地を縫う/岩城和哉+東京電機大学岩城研究室(日本)
■公開期間:7月30日(土)~9月4日(日)の火・水曜以外
■会場:川西エリア/十日町市新町新田
「窪地上空に、段丘平坦部の地表面と連続するように水平に糸(ワイヤー)を張り、かつてそこにあったはずの段丘面を再現する。上空から見るとそれは段丘の亀裂の縫い目のように見える。窪地の底に立って見上げると、かつてそこにあったはずの大地の断面が仮想的に現れる。長い年月をかけて水が大地を削り取り、運んでいったのかを直感的にイメージできる。窪地上空に張られた糸から軽やかな造形物を吊るす。造形物は太陽の光で輝き、風を受けて向きを変え、空、雲、樹木、大地、水田の色を写し込む。これらは窪地の現在の姿を可視化し、増幅する触媒の役割を担う」(作家コメント)
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 

小脇プロジェクト/丹治嘉彦+橋本学(日本)
■公開期間:7月30日(土)~9月4日(日)の火・水曜以外
■会場:川西エリア/十日町市小脇丁682-4
「住宅廃材等を材料とした『自分が住みたい街』をテーマとした模型を、約400人の子どもたちにワークショップでつくってもらい、それらを集積して作品化する計画で、小脇集落の分校跡地に展示する。子どもたちに表現の楽しさとともに、個人の作品が多数集まることで得られるダイナミズムを感じてほしいと考えている」(作家コメント)
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 

里山アートどうぶつ園ーどうぶつたちのソーシャルディスタンス
[参加作家]青野真澄、岩田真菜弥、宇代薬、内田望、奥西祥子、小野養豚ん、北川原沙耶、木村剛士、木村充伯、金龍主、黒田恵枝、ジェームス花蓮、柴田早穂、菅原陸、杉谷一考、須佐美彩、swd art lab、土橋舞之、中山桃慧、樋口保喜、平山匠、御代将司、村上直樹、山田千晶、渡辺元佳(日本 ほか)
■公開期間:7月30日(土)~9月4日(日)の火・水曜以外
■会場:川西エリア/ナカゴグリーンパーク芝生広場周辺(十日町市上野甲2930-3)
若手作家約25名による動物彫刻の競作が、広い芝生の上で展開されます。里山の人々は農業を営みながら、野生動物とちょうどよい距離を保って共存してきました。動物たちもまた、野生の持つ本能によって「ソーシャルディスタンス」の重要性を理解しています。里山の動物にとっての「ソーシャルディスタンス」を彫刻で表現します。
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 

プールの底に/joylabo(各地)
■公開期間:7月30日(土)~9月4日(日)の火・水曜以外、9月5日(月)~11月13日(日)の土・日曜、祝日
■会場:中里エリア/磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[Soko]プール(新潟県十日町市角間1528-2)
「プールの底に」は、鑑賞者にプールに降りてもらい、ピアノに触り、音を聴くように誘う作品。ピアノの音とフィールドレコーディングの音が混ざり合い、その融合した音はその場でしばらく沈思ができるような音の道筋が描かれます。このインタラクティブな彫刻からは、翼の生えた木が伸びています。まっさらな葉と屈折した音は、フラット化された時間の空虚なキャンバスとなります。
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 


photo 永井文仁

農具は楽器だ!/岡淳+音楽水車プロジェクト(日本)
■公開期間:7月30日(土)~8月25日(木)の火・水曜以外、8月27日(土)、28(日)、9月4日(日)、10(土)、 11(日)
■会場:新潟県立津南中等教育学校(津南町下船渡丁戊298-1)
地元から譲り受けた農具を楽器に変えて、津南中等教育学校の体育館に展示。展示される楽器は、古い農具・民具の形を残しつつ、かつての使用方法を踏襲した音色を奏でる。8月27日(土)にライブパフォーマンスも開催。
※引用元:大地の芸術祭公式HP


 

奴奈川キャンパス2022 夏プログラム
■会場:奴奈川キャンパス(十日町市室野576・旧奴奈川小学校)
《美術プログラム》(料金/各500円)
「大地のおくりもの」を制作した彫刻コースをはじめ、日芸の各学科がワークショップやイベントを行います。
8月11日(木)、12日(金)10:00~16:00 「大地のおくりもの」を彫ろう
8月11日(木)14:00~ 「虫ボット」を作ろう
8月12日(金)14:00~ 「大地の贈り物でアニメーションを作ろう」
8月26日(金)、27日(土) 「四時の組曲」ダンスを鑑賞しよう
そのほか

《体育プログラム》(料金/各500円)
奴奈川キャンパスを拠点とする、農業女子サッカー実業団「FC越後妻有」のサッカー教室を開催します。
8月6日(土)、13日(土)、20日(土)、27日(土)9:30~11:00


 

ここで紹介した作品は7月30日(土)以降から鑑賞できる作品の一部です。そのほかの作品の情報は「越後妻有 大地の芸術祭 2022」公式ホームページで確認してください。

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