2023年08月23日 15:36更新

十日町市の姉妹都市、イタリアのコモ市から2人の交換留学生が今月19日（土）から十日町市に滞在しています。2人は22日（火）関口市長を表敬訪問し、ホームステイ先で煎茶のお手前を体験しました。

十日町市に交換留学で訪れているのはイタリアのコモ市に住む、エレナ･シオリさん22歳と、マリア･ソフィア･スパーノさん22歳の2人です。十日町市とイタリアのコモ市は1975年、絹織物の産地という縁で姉妹都市提携を結び40年以上交流を続けています。

画像：十日町市提供

交換留学は2006年から始まり、毎年冬はコモ市に、夏は十日町市にそれぞれ学生が訪れています。コロナ禍でいっとき留学は途絶えていましたが、今回4年ぶりに再開されました。

この日、2人は関口市長を訪ね日本語で挨拶をしました。

関口市長
「日本の習慣や文化を2人にはしっかり見てもらい。イタリアに帰っても十日町市を一番理解している人としてコモで話をしてほしい」と歓迎しました。

このあと2人は、コロナ禍前の2019年の冬に交換留学でコモ市を訪れた村山穂奈美さんの自宅を訪ね、和室で煎茶のお手前を体験しました。

左：ソフィアさん　／　右：エレナさん

エレナさん
「観光だけではなく、日本の文化を体験できてうれしい。煎茶がおいしかった」

ソフィアさん
「十日町は日本らしさを感じる。今回の交流は遠い2つの町が、よりよい関係を築いていくための大切な機会になったと思う」

村山穂奈美さん
「日本の暮らしのことや些細な文化伝えたい。十日町市は日本の中の小さな市なので、行き来することによって分かる文化がある。そこの理解が深められていいと思う」

2人は、9月2日（土）まで十日町市に滞在し、おおまつりの民謡流しに参加するほか、大地の芸術祭の作品鑑賞や温泉入浴を体験する予定です。