2025年06月12日 16:31更新

ニューヨークを拠点に活動する新潟市出身のプロダンサー、中澤利彦さんのワークショップが十日町市立上野小学校で11日（木）に開かれ、全校児童46人がプロから直々にヒップホップダンスの指導を受けました。

このワークショップは子どもたちに質の高い芸術を身近に触れてもらおうと、現役で活動するプロの芸術家を派遣する文化庁の事業です。講師に招かれたのは新潟市出身でアメリカのニューヨークを拠点に世界中で活動するプロダンサーの中澤利彦さんです。あわせて世界大会やアメリカの有名オーディション番組の出演経験もある、新潟市を拠点に活動するダンスグループ「Chibi Unity」のメンバー3人もアシスタントとして上野小学校を訪れました。

体育館に集まった全校児童46人は中澤さんの振り付けの動きを一つひとつ真似しながら実践し、基礎的なステップを学んでいきました。

上野小学校の児童はこれから中澤さんから教わった動きを参考に自分たちで振り付けを考え、10月下旬に開かれる学習発表会で披露する予定です。それまでに中澤さんのワークショップも9月、10月とあと2回行われます。今回のレッスンで児童は約1時間で8つのパートを覚え、最後に全員で曲に合わせて通しで踊りました。

児童
「プロのダンスにびっくり。ダンスを一緒にやって上達できた。発表会では今日やったことを学習して取り入れたい」
「ダンスの楽しさや魅力を知れて良かった。振り付けを自分でも自主学習して覚えたい。うれしさを届けるようなダンスをしたい」

プロダンサー 中澤利彦さん
「人からどういう風に見られているかを意識することがパフォーマンス力。鏡の前だけでなく人が実際に見ている目とか、そういうコミュニケーションを意識して伝えてたい。発表会ではどんなことをして伝えたいか、そんなことを考えてくれるとうれしい」