2025年12月04日 16:03更新

地域に根付いた看護師を目指す学生の就職活動を支援しようと、魚沼圏域の8つ医療機関が参加する病院説明会が3日（水）、県立十日町看護専門学校で開かれました。

十日町看護専門学校では、最終学年の3年生になった春先に看護師の採用試験が始まることや、病院や施設での看護実習に勤しむ時期に重なることから、この時期に2年生と1年生を対象に就職説明会を開いています。

十日町看護専門学校 山﨑理 校長
「実習で各病院に行くことはあるが、全部の学生がくまなく行けるわけではなく、同じ状況で横ぐしを差すように知ってもらうことが大きい。地域から支えられてできた学校、地域に人材をお返ししていくという発想で、この地域の病院と考えている」

参加したのは十日町病院や津南病院、魚沼基幹病院など8つの医療機関に勤める採用担当者や学校のOBです。1・2年生70人は病院の理念や機能をはじめ、勤務体制や給与、福利厚生など労働条件についてそれぞれのブースで20分程度の説明に耳を傾けていました。

1年生
「いろいろ聞いてみて自分の勤めたい病院のビジョンが明確にできた。将来、訪問看護の看護師を希望しているので地域に根差した病院に勤めたい」

2年生
「1年生の時と比べて、2年生で実習もやったあとなのでいろんな病院について詳しく知りたい気持ちに強くなっているので、自分なりの将来について明確に決まっていないのでこういうのはありがたい。患者に寄り添える看護師になりたい」

魚沼基幹病院 髙橋みはる 副病院長
「この地域は全体でひとつの病院として考え、地域の人の命をつなぐという意味で、こういう機会を設けてもらってありがたい。患者にとって大事なことを重要視してもらい、自分事として患者を診てもらえるスタッフを育てていきたい」

十日町看護専門学校によりますと例年、卒業生の約7割が魚沼圏域の医療機関に就職し、活躍しているということです。