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今秋のブナ等の実は「並作」も地域や樹種によりばらつき クマ出没に引き続き注意!

2022年09月26日 15:11更新

新潟県はツキノワグマのエサとなるブナなどの実の豊凶調査を実施した結果、この秋は県全体では「並作」だと発表しました。しかし「並作」であっても、地域や木の種類によりばらつきがあり、冬眠前のツキノワグマがエサを求めて人里へ出没する可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけています。

県は、今年8月1日から8月31日にかけて、佐渡島と粟島を除く県内213地点でブナ、ミズナラ、コナラなど5種類の木を対象に、調査員が目視で実のなりを調査しました。その結果、主に山奥に分布しているブナとミズナラは「並作」でした。特に中越や上越では実の結実状況が良くなく、良いエサ条件とはいえないため、注意が必要だということです。

<豊凶調査結果(確定)>

新潟大学農学部の箕口秀夫教授は「ツキノワグマは冬眠前の秋に、栄養価の高いブナ科の樹木を中心にブナの実、ドングリ、クリ、クルミなどを求めてかなり広い範囲を移動、行動します。その結果、堅果類が多く実った林には多くのクマが集中するとともに、十分でないときは、代替のエサを目当てに人里や市街地に出没することもある」とコメントしています。

県では、キノコ採りなどで入山しクマの生息域に近づく場合は、被害にあわないよう次の点に注意するよう呼びかけています。

クマによる人身被害防止のポイント
・クマから見れば森林は自分の領分。人は侵入者です。クマに自分の存在を知らせましょう
・子連れのクマに注意。子グマを見たら近くに母クマがいると思ってください。周囲に注意しながらできるだけ早く遠ざかりましょう
・万一クマに出会ったら、背を向けず、クマを見ながらゆっくり後退してください
・庭先のカキやクリなどは放置しないで、早めに収穫してください
・クマのエサとなる生ごみ、不要となった農作物などは、放置せずに適切に処分しましょう

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