2023年02月10日 14:30更新
3年ぶりに今月18日に開催される十日町雪まつりに向けて、各地区で雪像づくりの準備が着々と進められています。十日町雪まつりの目玉は市内の各地区や団体、子どもたちがデザインから制作まで一貫して行う趣向をこらした雪像です。
今回は、芸術部門、特別部門、学童部門あわせ42団体が出展を予定しています。このうち最も注目を集める審査対象の芸術部門には13の団体がエントリー。賞金はこれまでより増額され1位と2位に30万円、上位7位までに10万円以上が贈られます。
このうち七和地区振興会では5日に安全祈願祭が開かれ、地域住民が雪像づくりの無事故を祈った後、さっそく雪像の土台となる雪山づくりに取り組みました。
七和地区振興会のことしの作品名は「アリス再び紀元前おわりのはじまり」で、恐竜時代に隕石が落ちてきた瞬間を表現します。
地域住民
「地域ぐるみで婦人会も頑張って、まつり当日まかないをしているが、十日町の行事に参加できている喜びがある。振興会の皆さんに感謝している。地域の中に芸術家がいて、よく細かい作品を作るなあと地元地域ながら誇りに思う」
七和地区振興会 事務局 川田裕介さん
「雪は敵だった時代もあったと思うが、逆転の発想で良いものに変え、雪像づくりはこういう楽しみ方があるという始まり。みんな目指すのは1番上の賞。ケガをしないよう楽しく雪像をつくれたら」
七和地区振興会 庭野政義 会長
「期待感は高まっているが少雪なので、雪をどれくらい計画的に積むか悩んできたが、積み上げてしまえばもう大丈夫。毎年県外から楽しみにする人もいる。期待に応えられるよう今年も頑張りたい」
一方、前回の芸術部門で県知事賞に輝いた新座地区の「アウト・ドア・ファミリー4クラブ」は4日から雪像の土台づくりを始めました。
今年の作品名は「風の谷からロマンを求めて2023新たな旅立ち」で、人魚や海賊、船など海をモチーフに船出を表現します。コロナの収束を願い雪像がマスクを外す姿がポイントです。
スノーランド新座4 浜田吉幸 代表
「私たちの地域はインパクトのある大きいものを作ろうとしている。まずそこに驚いてもらいたい。雪像を見れば分かるが、マスクを外して新しい世界に飛びましょうがテーマ。元々良い賞を獲るのが目標ではなく、みんなで集まって雪像作って一杯やろうというのが最初の発想。和気あいあいと雪像づくりの期間を楽しもうとやっているというコンセプト。楽しくないといくら良い賞を獲ってもよくないので、楽しいが一番」
JCVでは雪まつりの当日、拠点となるメイン会場のまちなかスノーパークと越後水沢駅前広場のにぎわいの様子のほか、夜に打ち上げられる虹雪花火などをテレビで生中継します。十日町タウン情報でも同時配信します。お楽しみに。
Copyright (C) 2025 十日町タウン情報 All rights reserved.