2023年03月10日 18:40更新
地域どうしの多世代交流を育もうと十日町市中里地区の4つの集落が、地元で30年ほど前に途絶えていた雪上大運動会を復活させ、参加者が雪原の上で様々なレクレーションで楽しみました。
この催しは十日町市の重地、中里下山、清田山、田代の川上地区の4集落の住民で作る「釜川大地育みの会」が5日(日)に開きました。
雪上大運動会はかつて清田川集落で30年ほど前に行われていた地域行事ですが、人手不足や高齢化を理由に途絶えていました。
育みの会では4つの集落で多世代交流を育もうと、このほど地域行事の復活を企画しました。
釜川大地育みの会 鈴木和人 会長
「川上4集落なら人も集まるので、小さい子からお年寄りまで参加してもらい、コミュニケーションをはかろうと、30年ちょっと前までやっていたものを始めた。一軒一軒ビラを配って会う人にイベントの日を伝えて宣伝した」
運動会には子どもから90代までの高齢者まで約90人が参加しました。
かんじきをはいて行う借り物レースや、障害物を突破しながらジュースなどを飲み切って速さを競うその名も「はしご酒競争」など、雪国ならではのユニークな7つのレクレーションを楽しみました。
参加者
「はしご酒競争のサイダーの一気飲みは厳しい。ビールならもっと早かったんだけど」
「かんじきをはいて行う借り物レースで、かんじきを履くのが大変だった。他の人のかんじきが脱げて、1位になったのがうれしい」
「スタッフは大変だけどありがたいし良い事。みんなでワイワイするのは楽しい。こういうイベントがあれば都会に出た人で里帰りする人もいると思う」
「昔、分校があったときは毎年雪上運動会をやっていた。その後初めての運動会。子どもたちは楽しみにしていたと思う。こういうイベントを毎年続けてほしい」
釜川大地育みの会 鈴木和人 会長
「集落であそこの子どもは誰だ?とならないように、どこの家の子かみんなが分かれば町で犯罪なども無くなる。集落の存村もできれば良いし、他からの人が来てくれれば良い」
育みの会ではイベントが形式的にならないよう注意を払いながら今後も多世代が交流する催しを企画していきたいと話しています。
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