2023年06月19日 17:16更新
使われなくなった棚田の再生に取り組んでいる松代地区の蒲生集落で、除草作業とエクササイズを兼ね合わせたイベントが17日(土)開かれ、東京都世田谷区から参加したボランティアが汗を流しました。
蒲生集落では担い手のいなくなった棚田の休耕田、47アールほどをボランティアの手を借りながら復活させる「復田プロジェクト」に取り組んでいます。無農薬、無肥料の自然農法を取り入れているため、除草作業には多くの人手が必要となります。これを地元以外の人たちに担ってもらおうと、今回企画したイベントが「ジョソササイズ」です。
星 裕方さん
「東京のデスクワーク中心の人は、なかなか運動する機会がない。ジムに通って運動する代わりに里山に来て、田んぼの草取りをしてもらう。除草とエクササイズをかけてジョソササイズという名前に。こうして東京から人が集まって一気に作業が進められると、本当に田んぼも見違えるように綺麗になるので、すごくありがたい」
この日は松代地区と交流を続ける東京都世田谷区の地域コミュニティ「チーム用賀」から20人が参加し、ピアノ線が張られた特殊な農機具を使ったり、手作業で除草に汗を流しました。
参加者
「足腰が本当に鍛えられるし、バランス感覚が養われると思う」
「筋トレも意識しながらだと変わるので、考えながらやるという意味でもすごく良いトレーニングになった」
「楽しく都会と繋がりを持ちながら、棚田の保全だったり、食料自給率アップに向けて良い方向に向かっていってほしい」
「大変だが農家のありがたみと、美味しいお米を作っている新潟に感謝」
ボランティアの協力により当日は約20アール、棚田3枚分の除草が終わりました。蒲生の棚田復田プロジェクトでは稲刈りの前にもジョソササイズのイベントを開く予定です。
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