2023年07月19日 14:23更新
十日町市松代で200年以上続く「松代観音祭」が15(土)、16(日)に開かれ、十王堂で大般若経が転読されたほか、歩行者天国になったほくほく通りでは、稚児行列やマーチングバンドの演奏が披露され、多くの人たちでにぎわいました。
松代観音祭は十日町市立松代小学の隣、十王堂に安置されている馬頭観音菩薩の祭礼にあわせて毎年この時期に開かれています。
この日は十王堂の馬頭観音菩薩の前で松代にある寺の住職6人が大般若経を転読し、集まった人たちの無病息災を願いました。
福聚山長命寺 本山嗣朗 住職
「ここは菩提寺とか宗教に関係なく集まれる所で、松代がひとつになれる場所。今回こうして盛大に行われたことは、来年以降に向けて良いバトンがつなげた」
観音祭にあわせて十王堂のすぐ近くほくほく通りが歩行者天国となり、まつだい保育園の園児が稚児行列したほか、よさこいの地元チームが踊りを披露しました。
地元の見物客
「普段は年寄りばかりと思ったら、祭りをすると見たことのない顔もいっぱい来るし、にぎやかで良い」
このほか、祭では松代小学校のマーチングバンドが1年ぶりに復活し、初演奏を披露しました。松代小学校のマーチングバンドは去年6月を最後に60年続いた伝統に幕を下ろしましたが、伝統を守ろうと十日町市在住の青山忠さんなどマーチング経験者5人の有志が児童の指導にあたり、復活しました。
スノードルフィンマーチングバンド
メンバーは参加を希望した松代小の3年生から6年生の16人で、 去年10月から月2回の練習を重ねてきました。
メンバー
「練習より上手く吹けたけど、まだ音は出ていなかった。楽譜は大体覚えた。音が出るように基礎合奏を頑張る」
バンド発起人 青山忠さん
「心のこもった演奏だった。まだ未熟な点がいっぱいあるので修正しながら子どもたちと歩みたい」
マーチングバンドはこの秋、松代小学校の創立150周年記念式典でも演奏を披露することになっています。
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