2024年07月22日 15:27更新
十日町おおまつりで本町3丁目交差点に掲げられる高さ16mの「大幡」が63年ぶりに新調され、21日(日)に諏訪神社でお披露目と清めの神事が執り行われました。
この大幡は諏訪神社の秋季例大祭を盛り上げようと市内駅通りから本町6丁目方面一帯を仕切る下町の若衆連中によって祭りの期間、みこしを安置する御假舎の近くに掲げられています。初代の旗が作られたのが明治20年。そこから74年後の昭和36年に二代目の旗に新調され、今回三代目となる旗が63年ぶりに新調されました。
旗の大きさは幅1.7m、高さ16m。デザインは代々同じものが受け継がれていて「徳が盛んになれば青空が益々高くなる」という意味の「徳興碧天高」の5文字が記されています。文字は下から見上げた時に同じ大きさに見えるように、旗の上の方は大きく下の方は小さく書かれているのが特徴です。今回の新調は二代目の旗の生地が傷んできたため、下町の地域住民や市内外の企業から寄付を募って行われました。
諏訪神社で行われたお披露目会には歴代の大幡3枚が並び、祭りの関係者約50人が集まって清めの神事が執り行われました。
下町若衆連中
「本当にうれしいこと。(大幡の新調は)これから生きているうちにはもうない。歴史的な事なので感無量」
「歴史的な瞬間に立ち会えてうれしい。おおまつりまであと1か月だが、下町・上町・宮下の若衆連中で準備がそろそろ始まっている。いい祭りに出来るように一生懸命頑張っていきたい」
十日町諏訪神社秋季大祭委員会 佐藤隆 委員長
「大幡は大まつりの象徴。(新調されて)非常にうれしい。下町若衆連中がひとつになって作ってくれたので、大変いいことだと思う。身が引き締まるし大変になるなという思いがあるが、地域の祭りなのでおおまつりに向けて一生懸命やりたい」
下町大幡新調特別委員会 羽鳥洋喜 会長
「歴史が長いので大切に扱わないといけない。今後100年200年とずっと続けていかないといけないものだと思っている。生きているうちにあるかないかという行事なので、いろいろな人に知ってもらいたい。せっかく新しい大幡が上がるので、(おおまつり当日に)時間が早いが都合がつけば朝の大幡を上げる作業も見てもらいたい。大幡を見た感想を知り合いや子どもたちに伝えてもらえるとありがたい」
この新しい大幡は十日町おおまつりの初日、8月25日の朝5時ころから、本町3丁目のセンタークロスダイセビル脇に掲げられます。
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