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県内で「クマ出没警戒警報」が発令 クリ林やコナラ林で出没する可能性も

2024年10月08日 17:52更新

新潟県鳥獣被害対策支援センターは、10月5日(土)に妙高市で今年度5例目のクマによる人身被害が発生したことを受け、「クマ出没警戒注意報」から警戒段階を引上げ「クマ出没警戒警報」を発表しました。

新潟県が9月30日に発表したツキノワグマのエサとなるブナなどの実の豊凶調査によりますと、今年度は県全体で主に奥山に分布しているブナが「不作」ということです。また、ブナに比べて人里に近い地域に分布しているクリ、コナラ、ミズナラ、オニグルミは「並作」でした。魚沼地域も県全体と同じ状況となっています。このことから、この秋は奥山でブナ林を中心に活動するクマが、隣接する低標高帯のクリ林、コナラ林で出没する可能性があるとしてしています。

県ではブナの実が不作になったことから、冬眠前のクマがエサを求めて人里へ出没する可能性が高いことに加え、大量のクマが出没した令和元年度、令和2年度、令和5年度には、人身被害が秋季の9月~11月に集中したこと。今年4月~8月の出没や目撃件数が660件と過去最多であることから、8月4日に発令した「クマ出没警戒注意報」を11月末まで延長する方針を発表していました。そうした中で、妙高市で今年度5例目のクマによる人身被害が発生したことから、県ではさらに警戒段階を引き上げ、「クマ出没警戒警報」に切り替えて注意を呼び掛けています。

クマ出没警戒強化期間 令和6年10月6日から11月30日まで

具体的には、次の注意事項の実践をお願いします。

・地域のクマ目撃を確認し、クマのいるところには近づかない(参考:「にいがたクマ出没マップ」
・複数人で行動し、ラジオや鈴など音の鳴るものやクマ撃退スプレーを携行する
・クマの活動が活発な早朝や夕方の入山を避ける
・クマのエサとなる生ごみや不要となった果樹(柿、クリなど)を適切に処分する
・クマに遭遇した時は慌てずにゆっくり後退する
・クマに襲われそうになったら、地面に伏せて頭・首・腹を守る(両手で首の後ろをガードする)

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