2025年02月06日 16:38更新
サクラに歴史と思いを刻むよ!
2か月後に控える十日町市立馬場小学校と水沢小学校の統合を前に新しい校舎に両校の児童の作品を残そうと、水沢小学校の校庭から伐採されたサクラの木材を使った壁面アートづくりが5日(水)に行われました。
この活動は来年度から馬場小学校が水沢小学校に統合されることにあわせ、両校の児童の作品を新しい校舎に残し、将来にわたって地域から愛される学校にしようと行われました。参加したのは水沢小学校の全校児童152人と馬場小学校の全校児童35人です。壁面アートのキャンバスには「桜が丘」の愛称で地元から親しまれながら、水沢小学校の校舎改修に合わせて校庭から伐採されたソメイヨシノの木の幹を使います。
児童たちはまず、手のひらサイズに切られた木の幹にヤスリをかけて表面を滑らかに整え、それぞれ思い思いのイラストを油性ペンで描きました。
馬場小1年生
「今夕焼け作っている。こっちはスイカで今から描きます」
水沢小3年生
「模様とか色を考えるのが難しかった」
壁面アートのボードの大きさは高さ1.8m、幅2.7mで新しい校舎の児童玄関に飾られます。児童たちはイラストを描いたサクラのプレートをボードの好きな場所に貼り付けました。
馬場小5年生
「今まで知らなかった人とも仲よくなった。来年からは 友達もいるので緊張はしていない」
水沢小5年生
「人数が増えるので友達をたくさん作りたい。馬場小学校の子たちも元気で楽しくやっている。けんかがなく、みんな元気な学年にしたい」
水沢小学校 田村晃夫 校長
「馬場小、水沢小ではなく、同じ場所で同じ事を行っているという意味でイベントを行った。不安もあるが変化もあって新しいものが生まれて喜びや出会いがある。出会いは怖いがステップアップの時になる。統合してからも子どもたちが自分の持っている力をたくさん使って一緒にやっていくことができれば1番いい。そのために子どものことを考えられる学校でありたいと思う」
水沢小学校では今後、新1年生が毎年サクラのプレートを追加して、壁面アートを受け継いでいくことにしています。
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