2025年12月10日 18:11更新
そば食文化の継承に努める民間団体「そばネットジャパン」が認定する、そば打ちの技能検定会が新潟県内で初めて十日町市で9日(火)と10日(水)に開かれ、越後十日町小嶋屋の社員15人が実技試験に挑みました。
そばリスト技能検定は手打ちそばの普及に向け、NPO法人そばネットジャパンが技法を認定する資格で、3級から6段まで設けられています。去年「越後十日町小嶋屋」がこの団体の正会員になったことをきっかけに、今回新潟県で初となる技能検定会が開かれ、県内6つの店舗から社員15人が集まり、検定の「初段」に挑みました。
小嶋屋では十日町市内の自社製麺工場でへぎそばを作っていて、普段の業務ではそばを直に打つことはありません。そのため今回挑戦した15人は1年をかけて、各々でそば打ちの技術を磨いてきたということです。
初段の試験は用意された道具で二八そば750gを打つのが課題で、そば粉と水をあわせる「水回し」から「練り」「延し」「切り」「後片付け」まで45分の制限時間の中で完了しなければなりません。
検定は少人数のグループごとに2日間かけて行われ、審査の結果、全員が無事合格したということです。
受験生
「1年近く研修してきたので楽しみ半面、緊張していたが合格できて嬉しい。苦手なところをわかっていたので
指摘された部分を自分の中で生かいしておいしいそばの提供をしていきたい。手打ちに関して知識が薄かった部分があるので、知識という部分をお客さんに伝えられるようなおいしいそばを届けられると思う」
越後十日町小嶋屋 小林均 代表取締役社長
「そば打ちの愛好者が全国にいるが、へぎそばの手打ちそばの愛好家少ないので、まずは小嶋屋そばから手打ちそばの愛好家を増やそうと始めた。へぎそばがもっと十日町だけでなく、全国のそばの愛好者に広まっていけば、郷土の人たちも誇りに思うのではないかと思う」
そばネットジャパンでは今後、一般公募による検定会も十日町で行いたいとしています。
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