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食品ロスの削減と子育て家庭の支援!愛宕幼稚園が余った給食を自動販売機で冷凍販売

2026年10月22日 11:42更新

十日町市川原町にある愛宕幼稚園は園児の欠席で余ってしまった給食を急速冷凍して、自動販売機で売り出す新たな取り組みを9月から始めました。食品ロスの削減と子育て家庭の支援を柱にスタートしましたが、保護者たちの間でもニーズの高まりを見せています。

愛宕幼稚園の入口に設けられた自動販売機には、主食、主菜、おやつなど常時8種類ほどの料理が並び、1つ100円から300円の価格で販売されています。料理はすべて愛宕幼稚園で余ってしまった給食を急速冷凍したものです。

電子レンジや湯せんをして温めれば10分以内に子どもたちのために食品添加物を使わず、素材の味を生かして減塩調理された給食を家庭で食べることができます。1番人気は「鶏のから揚げ」、2番目は「あたごカレー」です。

購入した保護者
「3日に1回くらい購入している。あたごカレーはすぐに売り切れるので、ある時がチャンスだと思って買っている」

購入した保護者
「蒸しパンを買った。幼稚園の迎えのあとにそのまま買えるのが便利で、スーパーに寄ると子どもが大変な年頃なのですごくいい。子どもが給食で何がおいしかったのか教えてくれるので、一緒に食べられて私たちもうれしい。無駄がなくて、食品ロスなどが問題になっているので販売はいいと思う」

愛宕幼稚園では園児の出席状況によって給食に余りが発生し、感染症の流行期など多いときで約20から30食分を廃棄せざるを得なくなる状況に悩んでいました。

真空パック

食品ロスを改善し、さらに食事の準備に追われる共働き家庭を支えようと小林弘明園長のアイデアで急速冷凍機と真空包装機、冷凍自動販売機を導入する準備を去年から進め、9月17日から県内の幼稚園で初となる自動販売機で余った給食の冷凍販売を始めました。

小林弘明 園長
「幼稚園として何ができるのか考えて、私たちとしては預かっている園児を一緒に育てる気持ちで行っているので、家族と幼稚園の分担を考えずにできることはやろうと考えている中で、給食で手伝えることはないかと思い、廃棄するものがあるなら冷凍して販売すれば、お母さんの笑顔につながるのではないかと思ったのが、発想のきっかけだった」

愛宕幼稚園ではどの料理も食感を残すために、熱いうちに真空パックにしてマイナス35℃で急速冷凍して販売していて、購入後は、冷凍保存で3か月の消費期限を設けています。販売開始から約1か月が経ち、売れ行きは1日で30食前後、月600食のペースとなっていて、保護者だけに留まらず一般の市民からも人気や注目を集めています。

愛宕幼稚園 小林弘明 園長
「私の思いとしては、冷凍して自動販売機での販売は、ほかの園でも真似してもらえる取り組みだと思う。困っている保護者が少しでも笑顔になるきっかけになればいい。これが広がっていくことが私の目標。子育てがお金だけではなくて、マンパワー的にも大変というイメージがあるところに私たちは何か手を差し伸べたい。子育ては大変なことだけではないので、大変なときには無理せず愛宕幼稚園を頼ってほしい」

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