2022年11月10日 15:45更新
十日町市の新しい一般廃棄物最終処分場が松代地区の海老に完成し、今月から稼働しています。
十日町市海老最終処分場は令和元年度で埋め立てが終了した霧谷管理型処分場の代わりとして、およそ2年半の工事を経て先月完成しました。
供用期間は15年で、埋め立てできる容量は3万4000立方メートルです。十日町市内で集められた「燃やすごみ」の焼却灰や、リサイクルできないプラスチックゴミ、陶器やガラスくずなどの不燃ゴミを埋め立てます。大きな特徴はこれまでのオープン型と違い、埋立地を屋根で覆って、閉じた空間でゴミを埋め立てるクローズド型の施設です。景観が保たれるほか、雪などの天候に左右されず、匂いや粉塵の拡散も防ぎ周辺環境への負荷を低減しています。
処分場では廃棄物が一定量たまるごとに土で覆い、ゴミと土を交互に挟んで上から散水してゴミの汚れを落としていきます。埋立地の底には遮水シートが2重に敷いてあり、水漏れを検知するシステムが完備されています。
施設の隣には散水して浸み出た水を浄化処理する施設があり、浄化した水は越道川支流のウド坂川に流します。
最終処分場建設の総事業費はおよそ34億5000万円で、施設は今月から稼働しています。
市の環境衛生課では「限られた15年間でもある。市民の皆さんには引き続き、ゴミの減量やルールに沿ったリサイクル、資源化に努めてほしい」と呼び掛けています。
なお、供用期間の15年が過ぎた後も浸みだす水がきれいになるまで10年間は散水を続け、安全を確認した後に埋立地を覆い、施設は閉鎖となります。
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