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全国高校駅伝「都大路」十日町高校 女子35位、男子47位でフィニッシュ

2022年12月28日 12:00更新

全国高校駅伝が日本駅伝発祥の地、京都市で25日(日)開かれ、新潟県代表として出場した十日町高校の男女チームが都大路を駆け抜けました。

全国高校駅伝大会は京都市の「たけびしスタジアム京都」をスタートとゴールとし、男子が7区間42.195キロ、女子が5区間21.0975キロを走りました。

十日町高校の女子は2年連続4回目の出場です。去年の成績は1時間13分50秒の総合33位。今年の目標は16位です。タイムでは97年の新発田商業が樹立した1時間11分24秒の新潟県記録の塗り替えを狙いました。

1区6キロをまかされた3年生キャプテン村上愛美沙は、20分40秒の区間23位でタスキをつなぎました。続く2区4.0975キロは、3年生の福原陽が14分46秒で区間41位。総合順位を32位まで落とします。続く3区と4区はともに3キロ。3区は1年生の阿部和夏が10分33秒で総合順位をひとつ上げ、4区3年生の南雲穂香にたすきをつなぎます。南雲は10分5秒、区間27位でしたが順位をひとつ下げ、アンカーの3年山田寿々菜へ。山田は5キロを17分54秒の区間35位で走り、総合順位は1時間13分58秒の35位でした。順位、タイムともに去年の結果を上回ることはできませんでした。

女子 1区 3年 村上愛美沙キャプテン
「悔しい結果で終わってしまったが、最後の大会を男女一緒に全国の舞台で終わらせられて良かった。新潟県高校記録に及ばなかったのが一番悔しい。個人的には去年より良い流れで2区に渡せたが、すぐ目の前に何人かいても越せなかったのが悔しかった」

「全員で戦った結果がこれなのは、今出せる十日町高校の力だったと思う。3年間この大会を目標をやってきた。去年の経験を生かして、走りで成長した部分もあったし、高校生活で沢山成長できて良かった。後輩たちにはまた1から鍛えてリベンジしてほしい」

一方、男子は27年ぶり13回目の出場です。目標は2時間7分台の30位です。

1区10キロを走った3年小泉世成は32分35秒の区間46位と出遅れました。2区3キロを走ったキャプテン3年の藤ノ木剛は8分51秒で、順位をそのままにタスキを渡すと、3区8.1075キロを走る2年の佐藤大和が、25分51秒と区間44位で順位を2つあげました。

続く4区3年の片桐貫太は8.0875キロを24分32秒で走り区間28位。3人抜いて順位を41位まであげましたが、5区5キロで3年の金子英生が9分43分、区間47位で順位を45位に落とします。

6区と7区はともに5キロ。6区2年の須藤那祐太は15分50分の区間44位で順位を1つ下げ、アンカー3年の堀澤大夢に託します。堀澤は15分27秒、区間42位で最後に順位を落とし、都大路の結果は47位で終わりました。

大会後、メンバーたちからは「思うように足が出ず、粘れなかった」と…。

男子 2区 3年 藤ノ木剛キャプテン 
「全員が初の都大路だったが、まったく全国に歯が立たなかった。県大会では追いつける距離でも、全国ではいくらスピードあげても全然追いつけず、差を感じた。みんなの実力と覚悟がないと、良い順位はついてこないと思った。走っているときは本当に楽しかったし、目標にしていた舞台なので、気分良く走れた。来年も今年と同じように厳しい戦いになると思うが、この経験を生かして、夏の県大会や秋の駅伝でひとつでも上の順位を目指して、1人でも多く夏の全国出場や、駅伝は都大路出場に戻ってこれるような走りをしてほしい」

保坂勉 監督
「結果は目標に届かない状況で非常に悔しいが、生徒にはやれることは全部やろうとずっと言ってきて、それをしっかりやってくれたと思う。選手、サポート・マネージャー含めてよく頑張ってくれた。女子は去年の配置と同じところを走った選手が多く、きのうも去年の自分にしっかり勝とうと伝えてきたが、空回りした部分があったのかと思うが、プレッシャーに打ち勝ってよく走ってくれた。やることはやってきた結果。選手たちには自信をもって胸を張っていいと伝えたい。今の1年生も経験できたのは大きな財産。多くの者が都大路を経験できたので来年以降の財産として生かしていきたい」


 

<出場選手にインタビュー>

2区 3年 福原陽 さん
「あまり調子は良くなったが、その中でも思うように走れなくて悔しい。最初速く入りすぎたのか、後半がキツくて粘れなかった。県や北信越と比べて緊張感や雰囲気が全然違うし、その中で力を出すのは難しいと思った。来年も都大路に出て勝負できるチームになってほしい」

3区 1年 阿部和夏 さん
「先輩たちと走ることができてとても良い経験になった。上りの多い区間で後半にバテないように頑張った。10分20秒を切る目標タイムに届かなかったので、来年リベンジしたい」

4区 3年 南雲穂香 さん
「今回ラストランで悔いの残らない感謝を伝えられる走りをするのが目標だった。去年の自分を超える走りをしようとしていたが、タイムも同じで順位は1つ落としてしまって悔しい走りになった。全力の壁はすごく高いと感じた。今まで支えてくださった方には感謝を伝えられる走りはできた。後悔と満足が半々くらい。これからさらに強い十日町を作ってほしい」

5区 2年 山田寿々菜 さん
「去年に比べてもタイムは落ちてしまって、全体的に悔しい結果で終わってしまった。抜かれたときは必至に食らいついたが、粘れなかった。これからは粘れる練習や気持ちづくりをしていきたい」

 

1区 3年 小泉世成 さん
「チームの目標に対して、自分が足を引っ張ってしまって1区から出遅れてしまって申し訳ない気持ち。想定できてなかったのは自分が思っていた以上に足が止まった。原因はわからないが考えが甘かった。緊張よりは楽しみの方が大きくて、自分の高校ラストレースとしては良い経験ができた」

3区 3年 佐藤大和 さん
「苦しいし、悔いの残らないレースしたかったが、残るレースで全国の壁を感じた。自分の走りは最初焦ったが、冷静になって、あきらめないで走り続けたことが自分の走りにはなった。来年以降、中越や開志国際も強い。これから新1・2年生の底を上げて、自分たちが感じたことを練習の形で伝えていくことが大切」

4区 3年 片桐貫太 さん
「3人抜いた。思っていたよりは展開は違ったが、良い経験ができた。前を追わないと目標に遠いんで、前だけを追った。コンディションもよかったので、個人結果があがればチームの結果になると走った。夏のインターハイ、今回の都大路で得た経験を次につなげたい」

5区 3年 金子英生 さん
「自分の目標タイムに及ばなかったか、この思い出は一生忘れられない。この苦い経験をこれからの人生で覆せるようにしたい。食らいつこうとしたが、思った以上に足が動かなくなり、タイムを上げられなかった。これまでの3年間の半分以上はケガで走れず、何度もあきらめかけたが、最後に都大路を経験できた。最後まであきらめなかったことがよかった」

6区 2年 須藤那祐太 さん
「自分は順位を落としてしまって、応援してくれた人に申し訳ない。この気候や全国の雰囲気も影響したかも。情けない結果で終わったので、この経験・悔しさを次に生かせるよう頑張っていきたい。全国の壁は厚いのはわかっていて、どれだけ立ち向かえるかだったが、実力やチームで統一感を出すことがまだ足りなかったかと思う。来年は5000メートルに対応する身体づくりやメインの1500メートルのスピードやラストのキレを鍛えたい」

7区 3年 堀澤大夢さん
「結果的に見れば残念なところはあるが、楽しんで走ることはできたので複雑な気持ち。最後スタジアムに入ったとき、観客がいてラストスパートすることができた。チームは練習のメリハリがあり、楽しいチームで3年間過ごせた。都大路では全国の差を感じたので、来年そこをつなげてほしい。」

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