2023年01月15日 12:00更新
十日町市の小正月行事「鳥追い」の文化を繋いでいこうと13日(金)、社会福祉法人十日町福祉会が運営する「うえのこども園」の園児が町内をまわり、拍子木と鳥追い唄を響かせました。
鳥追いは小正月の夜に田畑を荒らす害鳥を追い払う、雪国で古くから伝えられる風習です。十日町市では「ほんやらどう」と呼ばれる雪洞で一夜を過ごして、鳥追いを行うのが風物詩となっています。
うえのこども園では、子どもたちに小正月文化に触れてもらおうと、毎年園児が地域に出かけて鳥追い行事を行っています。この日は3、4歳児が下平新田方面に、5歳児が上野方面に向かって地域を練り歩きました。子どもたちは今月に入り、鳥追い唄の練習をしてきました。
子どもたちは拍子木を打ち、大きな声で鳥追い唄を歌いながら園の周りを1時間かけて練り歩きました。上野方面を周った5歳児9人は小学校や郵便局に立ち寄り、職員や住民の前で鳥追い唄を歌いました。
園児
「みんなに聞いてもらえて良かった」
「みんなで歌えたのが楽しかった」
篠原園長
「子どもたちには地域を練り歩くことで地域の方との交流、日本の昔からある伝統行事を代々と繋いでいってほしいと思っている」
~鳥追いの唄~
「おらがうらの早稲田の稲を 何鳥(なにどり)がまくらった すずめ鳥がまくらった すずめ すわどり 立ちあがれ ホーイホーイ ホンヤラホンヤラ ホーイホーイ あの鳥ャ どっから追ってきた 信濃のくにから追ってきた 何もって追ってきた シバぬいで追ってきた 一番鳥も 二番鳥も 立ちあがれ ホーイホーイ ホンヤラホンヤラ ホーイホーイ」
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