2023年01月31日 17:29更新

日本共産党十日町市委員会は、今年4月の新潟県議会議員選挙で十日町市中魚沼郡選挙区から立候補予定の藤ノ木浩子候補を「無所属」で擁立し、立憲民主党や社民党、市民団体とともに野党共闘で県議選に挑むことを明らかにしました。

30日（月）会見の様子

藤ノ木浩子さんは十日町市姿出身で現在は津南町秋成在住。日本共産党の新潟県委員や魚沼地区委員として活動しています。平成11年から津南町議会議員を5期途中まで務めました。前回の県議選に日本共産党公認候補として挑み、7248票を集めましたが落選しました。

藤ノ木さんはすでに去年10月に県議選への立候補を表明していました。一方、日本共産党は十日町市中魚沼郡選挙区での野党共闘を目指し、立憲民主党や社民党と調整を進めていました。その結果、県議選に向けて3党や市民団体を含めた新たな組織「くらしと平和」を立ち上げ、藤ノ木さんを野党統一候補として支援していくことを決めました。

そのため、藤ノ木さんは無所属での立候補となります。党公認候補でありながら無所属で立候補するのは新潟県内では、初めてのケースだということです。新団体「くらしと平和」の代表には元十日町市議の小野嶋哲雄さんが就いています。

なお社民党はすでに藤ノ木候補と政策協定を結んでいて、選挙では候補を推薦するとしています。立憲民主党は、衆議院新潟5区選出の梅谷守議員が推薦や支持を巡って、県連と調整する意向を示しています。あわせて「くらしと平和」では現在市民アンケートを行っていて、そこでの要望を踏まえて今後、具体的な政策を立案していく方針です。

県議選の十日町市･中魚沼郡選挙区の定数は2人です。現職で自民党の尾身孝昭さん、小山大志さんの2人もすでに立候補を表明していて、選挙戦になる見通しです。