2023年04月06日 18:57更新
校舎の改修に伴い伐採されることになった十日町市立水沢小学校の体育館脇にあるサクラの木で、最後の雄姿を多くの人に楽しんでもらおうとライトアップが行われました。
ライトアップが行われたのは、水沢小学校の体育館脇にある6本のソメイヨシノです。樹齢60年ほどで高さ20m以上、幹回りは3m以上あります。学校では今年度校舎の長寿命化計画に向けてサクラのある場所に仮設校舎を建てる予定です。学校ではサクラの移植も考えましたが、高齢で枝が落ちるなど腐食も目立つことからサクラを伐採することを決めました。
この場所は桜が丘と呼ばれ、校歌の歌詞にも登場するなど地域のサクラの名所として親しまれていました。
田村晃夫 校長
「このサクラを見て育った保護者が集まった時に「もったいない」などの声が聞かれた。このサクラを次に繋いでいくとか、伐るのであれば新しく植えたり、桜が丘というシンボル的な名前もついているので、これからのひとつの始まりとしてライトアップを企画した。ライトアップが良いスタートになれば」
ライトアップの初日は多くの地域の人が訪れ、サクラとの別れを惜しみながら写真を撮っていました。サクラは伐採されたあと、身長計など学校で使うものに加工されたり、新校舎に活用される予定です。
地域の人
「早めに咲いてこんなに満開になったのも私が知る限り初めて、サクラが最後の有終の美を飾っているのかなと思う」
「子どもの頃からあるサクラで感慨深いものがある。子どもたちがここにあったサクラが、学校に使われていることが分かれば良いことだと思う」
ライトアップは今月10日まで。日没から午後8時まで行われます。
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