2023年05月13日 11:27更新

十日町市立鐙島小学校の南側にある「鐙島つつじ園」が満開を迎え、夕暮れにライトアップを行うPTA主催の花見会が12日に開かれました。

花見会が行われたのは鐙島小学校南側の斜面に広がる「鐙島つつじ園」です。この斜面は冬場になるとかつてはアルペン、現在ではクロスカントリーとスキーの練習場として児童に利用されています。ツツジは昭和57年に夏草生い茂る斜面を花咲く場所に変えようと当時の児童や地域の人たちが植樹したものです。翌年には地元老人会を中心にした「つつじ管理委員会」もでき、以来41年にわたって地域と小学生が一体となってつつじ園の手入れを続けています。昨年度末時点でツツジの総数は1587株ということです。

 花見会はPTAの主催で毎年開かれていて、午後6時の夕方から始まりました。投光器や大型照明で斜面をライトアップし、全校児童44人や保護者、地域の人たちが大勢集まって満開になったツツジを愛でていました。

6年生「去年はコロナで花見ができなかったので、久しぶりにみんなで外で飲食ができてうれしい。去年は折れた枝を集めたりした。ことしはいっぱい咲いていてうれしい」

5年生「ほぼ満開でピンク色になっていてきれいです！沢山の手入れをして満開を迎えることはやりがいがある」

4年生「ことしのツツジは一番咲いているような気がする。みんなが学年で育ててきて、植樹もしている。毎年思い出もよみがえる」

6年担任溝口悠大教諭「種取りや草取り、折れ枝集めの活動が年間通してあるが、地域のおじいさん、おばあさんと一緒に子どもたちがやっている。夏はツツジの咲く遊び場。冬はクロカンで直滑降する練習場で春夏冬通して子どもたちの憩いの場となっている」

吉澤一成PTA会長「ことしは近年稀にみる良い咲き。少雪だったが、その年の方が咲きが良い印象。子どもたちはこのイベントを何気に楽しみにしている。特に出し物はないが、夕暮れに遊ぶのが楽しいのでは。この時期きれいに咲いているので、まちの人たちに通りすがりにも見てもらえれば」

ライトアップは当日のみでしたが、会場のツツジは今月下旬まで見ごろということです。