2023年06月05日 17:26更新
松代地区の古道を駆け抜けるトレイルランニングの大会「越後まつだい春の陣」が初めて開かれ、全国から集まった274人が4日(日)に新緑の里山を駆け抜けました。
「越後まつだい春の陣」は松代地区の荒廃した「古道」をコースに整備した地域活性化のトレイルランニングの大会で、今年初めて開かれました。大会には2kmを走るジュニア、ファミリーのレースと、メインレースの2種目に全国から集まった274人が出場しました。このうちメインレースは、まつだい農舞台をスタートし全長約25km、10の集落を巡って戻ってくるコースです。
コースの高低差はおよそ270mですが、スタートからゴールまでの登った高さの総計、獲得標高は1300mとアップダウンの激しいコースです。
東京都 八王子市から
「初めて来たけどすごい綺麗。初めてあんなに田植えが綺麗に見れた。コースが走りやすい。地元のおばあちゃんが応援してくれた。あとで周辺も観光したい」
福島県から
「すごい山が綺麗。まだ序盤だけど頑張って走りたい。また来年も来たい」
上越市から
「きょうは景色と食べ物を楽しみに来た。エイドをすべて制覇したらリタイアしてもよいくらい」
市内から
「住まいは十日町で去年まで松代に勤めていた。色んな方に会えて、ごはんもおいしいし、自然を味わえた。また参加したい」
10km地点の蓬平地区に設けられたエイドステーションでは、地元ならではのおにぎりや山菜料理がランナーにふるまわれました。
男性のトップは魚沼市から参加した石田寛雄さんでタイムは2時間7分2秒。女性のトップは神奈川県鎌倉市から参加した李紅梅さんで2時間56分53秒でした。
男子優勝 石田寛雄さん
「自転車だったり、ロ・マン24時間リレーマラソンで松代に何度か訪れることはあったが、棚田と綺麗な景色が見れるだろうと想像して参加した。優勝したいと思っていたが、強い方もいたので、ドキドキしながら走ったら、優勝できて良かった。天気と景色がすばらしい大会で、ついつい飛び出したら自分のペースで走ることができた」
女子優勝 李紅梅さん
「優勝はひそかに狙っていた。去年のコースづくりから試走まで携わってきたので、きょうは頑張ろうと思った。めっちゃ楽しかった。飽きないコースで景色もよく、自分で伐ったところを走るので感無量、テンションもあがった」
大会実行委員会 新坂志保里さん
「参加者の皆さんが楽しかったという声や、松代のお父さん、お母さんの声が温かかったと言ってくれて、人の温かさに触れてもらえてよかった。色んな方が一緒に作ってくれた大会。そういう人たちと協力しながら、楽しんでくれたという人のために来年も開催したい」
実行委員会によりますと、大会の収益は地域活性化や環境保全に使われるということです。
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.