2023年07月11日 11:47更新

特殊詐欺被害を未然に防いだとして十日町市下条にあるコンビニエンスストアのオーナーとマネージャーに6日（木）、感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのはセブンイレブン十日町下条店オーナーの小池由美子さんとマネージャー小池恒一さんです。

警察によりますと先月21日午前0時過ぎに十日町に住む60代女性が、コンビニに来店し5万円分の電子マネーを購入しようとしていました。女性客は電子マネーの購入に不慣れでレジを担当していた小池さんに尋ねてきたところ、購入理由を尋ねました。

すると女性客は「ゲームに使う」と答えたもののはっきりしない話し方だったことから、小池さんは詐欺ではと疑い購入をやめるように説得するとともに警察に通報しました。

小池恒一さん
「夜中の1時近くのことなのでおかしいと思った。詐欺だよと言ったが信用してもらえなかった。世知辛い世の中、1円でも人のためになればと思ってやっている」

小池由美子さん
「高齢者が電子マネーを買うときは、おかしいなと詐欺を疑っている。店員みんなが心がけている」

十日町警察署管内では今年、5月末までに発生した特殊詐欺被害は5件で、被害額は56万円ほどです。

十日町警察署 山岸信行署長
「手を変え品を変え特殊詐欺はやってくる。これからも警察と連携して詐欺被害防止に協力をお願いしたい」