2023年09月05日 17:46更新
十日町市川西地区の千手神社で恒例の秋祭りが2日(土)に4年ぶりに開かれました。これまでに50年の歴史がある青年樽みこしの行事は担ぎ手が減り、今年で一旦休止となります。
千手神社は明治39年の神社合祀令で周辺の8つの村にあった鎮守が一つに合併された神社で、13の御祭神が祀られています。
4年ぶりに復活した秋の例大祭には、千手地域の11の町内から奉納みこしと、2つの町内から子どもみこしが神社の境内に集まり、お祓いを受けた後、それぞれの町内を練り歩きました。
この日の夜は宵祭りとして神社の境内に露店が並んだほか、花火大会も開かれ、地元を中心に300人ほどが足を運びました。神社の社殿では千手小学校の6年生2人による神事「巫女の舞」が披露されました。
巫女
「トラブルがあったが、何とか2人で乗り切れたのが良かった。緊張はしたがやり遂げたという感じはする」
「とても緊張したが、練習の成果が出せた。2人でできて楽しかった。お互い綺麗に踊れたと思う」
これは青年樽みこしです。28人の担ぎ手が川西中学校を出発し千手神社までの沿道を「おいよい」の掛け声と一緒に練り歩きました。
青年樽みこしは千手地域の各町内にみこしが無かった時代に、地元の蔵元松乃井酒造場が青年たちの活気の場にと酒樽をみこしとして貸し出したのが始まりで、今年で50周年を迎えました。しかし数年前から、参加者が徐々に減りはじめ、担ぎ手の確保が難しいことから今年を最後に一旦休止することになりました。
千手神社奉賛会 白井敏夫 会長
「神社の祭りを盛大に行って、それを地域の活性化に繋げていくその一点。明治41年から始まったまつり、役員の方と力を合わせて盛り上げて、地域の活性化に繋げたい」
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