2023年09月07日 18:11更新
高温や水不足の影響でコメの出来が心配されるなか、JA十日町で今年初めてとなるコメの品質検査が7日(木)行われました。このうち「コシヒカリ」は猛暑の影響を受け、1等米の比率は平年より低い25%でした。
初日に川西営農センターで検査されたのは、十日町市川西・吉田地区の生産者が持ち込んだ「コシヒカリ」や、もち米の「こがねもち」などの玄米、合わせておよそ75トンです。検査員は専用の測定器で水分を測ったり、一粒ずつコメに割れ目や未熟な粒は無いか確かめたりしていました。
初日の検査の結果はコシヒカリの1等米の比率は25%と平年に比べて大幅に低くなりました。2等米は55%でした。一方、こがねもちの1等米は71%、2等米は29%で平年並みでした。
JA十日町によりますと、高温や水不足の影響でコシヒカリは白く濁っている粒が、例年より多く見られるということです。
JA十日町 樋口大介課長
「災害級の高温、水不足もあり品質が心配される中で始まった。白く濁ったような部分が見られ、品質は例年よりも下がりそう。さらに影響が出てくるか心配。食味は確保できているので味わっていただきたい」
この後、十日町市では検査が本格的に始まり、コシヒカリは今月20日頃から関東方面に出荷が始まります。十日町市内のスーパーなどには、来月上旬頃に並ぶということです。
県やJAでは稲の状態を確認して早めに収穫してほしい呼びかけています。
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