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宮中取水ダム・千手発電所で施設見学会

2023年10月11日 17:53更新

JR東日本信濃川発電所の宮中取水ダムと千手発電所の内部を巡る設備見学会が9日(月)に開かれました。

JR東日本 信濃川発電所は、新幹線などの鉄道輸送の電力を供給するための施設です。十日町市から小千谷市までの信濃川の流域、30kmあまりの間に1つのダム、3つの調整池、3つの発電所を持ち、会社全体のおよそ20%の電気をここで発電しています。

見学会には応募したおよそ40人が参加しました。このうち、宮中取水ダムは信濃川から発電に使う水を取り入れる施設で、上流と下流の落差でも魚が遡上しやすいようダムの脇に3つの魚道が整備されています。

また発電に使われる水は除塵機(じょじんき)と呼ばれる機械や沈砂池(ちんさち)を経由し、上流から流れてきた流木などのゴミのほか、水に含まれる砂や泥を取り除きます。

信濃川発電所ではここで出た流木などを粉砕してチップ化しカブトムシなどの昆虫の育成に再利用する取り組みも行っています。こうして綺麗になった水はゲートをくぐり、地下の水路を通って発電所に送られます。

参加者
「将来、新幹線の運転士になろうと思っている。その新幹線や電車が動くためにはどうやって電気を発電しているのか知りたいと思い参加した。いろいろな設備は難しかった」
「ダムの設計を学んだことがあるので見ているだけで楽しい」
「とにかく規模が大きい。普段の生活での人間の規模感とまるで違う。電力事業の大きさを肌で感じることができて良かった」

こちらは宮中取水ダムから運ばれてきた水を使って発電する千手発電所です。参加者は水の通るパイプの横を登り、地上50mの高さに設けられた水量の調節を行う弁室を訪れたほか、1分間に150回転している発電機のタービンを間近で見学しました。

平山哲也 所長
「信濃川の水を使って発電している。地域に根ざした発電所にするために地域の人たちに身近に感じてもらえるような取り組みを継続している。地元にクリーンなエネルギーを発電する施設があることを知ってもらいたい」

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