2023年10月12日 16:53更新
2年後の3月末に150年以上の歴史に幕を閉じる十日町市立馬場小学校の閉校を記念した、卒業生によるミニコンサートが11日(水)、十日町市立水沢中学校で開かれました。
馬場小学校
馬場小学校は児童数の減少により、令和7年の4月に水沢小学校へ統合することが決まっています。ミニコンサートは、閉校する前から統合先の水沢小学校の児童と交流を深めていこうと、第一弾の企画として開かれました。
会場には、馬場小学校の全校児童のほか、水沢小学校の4年から6年生の児童や、水沢中学校の全校生徒なども集まり、馬場小と水沢中の卒業生で、アマチュアの声楽家として活躍している樋口晋さんが歌声を披露しました。
樋口さんは現在55歳で、東京都で公務員として働きながら40歳の時に声楽の勉強を始め、これまで数多くのコンクールで入賞してきました。
ステージでは「もみじ」など、秋にちなんだ歌が披露され、児童と生徒は迫力ある歌声に耳を傾けていました。コンサートの最後には「フニクリ・フリクラ」が原曲の「鬼のパンツ」を全員で合唱しました。
馬場小児童
「迫力のある声で聞き入ってしまう美しい声だった。これからある行事をやり遂げて卒業したい」
樋口晋さん
「懐かしい思いと緊張もした。自分が通っていた学校(馬場小)が無くなるのは、とてもさみしい。子どもたちには、興味を持ったことは続けてほしい。このことを強く伝えたい。今回のコンサートが、みんなの力になって参考になればいいと思う」
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