2023年10月13日 11:32更新
県立十日町総合高校商業科の3年生が提案し、地元企業と共同開発した、きもの生地を使ったトートバッグとがま口の財布が、このほど市のふるさと納税の新たな返礼品に加わりました。
十日町市のふるさと納税の新たな返礼品に加わったのは、JK発案「ハートフルワンダートート&がま口」です。トートバッグの大きさは縦26cm、横21cm。がま口は縦7cm、横9cm。どちらも表面はリサイクルされた着物のシルク生地を使っていて、それぞれ5種類あります。
この商品を提案したのが、十日町総合高校商業科の3年生4人のグループ「チームO2」です。高校のマーケティングの授業では、NPO法人市民活動ネットワーク「ひとサポ」と連携し、5月からきものや米、野菜など5つのテーマで地域の魅力の詰まった商品開発を企画してきました。
チームO2 澤野優さん
「きものを活用し、どの世代にも使用してもらえる物をと考えたときに、トートバッグが良いと思った。がま口の財布は、私が作りたくて念押しで作った。世界に一つしかないものを作るところに、特別感があると思う」
チームO2 大津葵来さん
「私たちが見てかわいいなと思うきものの柄を提案させてもらった。提案したものが形になることがうれいい。さらに完成品がとてもかわいくて、うれしかった」
ひとサポの協力の受け、チームの思いを商品化したのが、地元できもの総合加工業を営むきものブレインです。製品は職人が一つひとつ手作りしています。
きものブレイン 樋口武光 営業部長
「きものの柄がパッと見て分かる。洋服柄とちょっと違う生地を採用した。手作り感は実際に持ってもらうと伝わるので、そこがPRポイント。実際に見て、触ってもらうと感じてもらえる。それを見た周りの人にも違いを感じてもらえると思う。学生が勉強しながら、地域が活性化するのは良いこと。応援していきたい」
商品はすでにポータルサイト「ふるさとチョイス限定」に公開されていて、寄付額はバッグと財布の1セットで5万円です。また、チームO2はこの取り組みで県の高校商業クラブ研究発表大会に出場し、優良賞にも選ばれています。チームでは現在、ふるさと納税の注文が集中する年末にあわせて、SNSなどを通じた宣伝方法を考えています。
チームO2
澤野さん「もっと十日町の魅力を発信していきたい」
大津さん「きものや和柄が好きな人に手に取ってもらいたい。十日町をもっと活性化させていければ」
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