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諏訪神社や八角神輿の歴史文化を再認識! 関係者が講習会を開催

2023年10月20日 18:04更新

十日町おおまつりの今後の運営に向けて、諏訪神社や八角神輿の歴史文化について学びなおそうと「諏訪神社物語」の編集委員長を務めた滝沢榮輔さんを招いて19日(木)に講習会が開かれました。

この講習会は、十日町諏訪神社協賛会の役員交代にあわせて神社や神輿の歴史文化をもう一度学び直そうと開かれました。参加したのは協賛会のメンバーのほか、おいよいの会や、下町、上町、宮下の俄の代表などおよそ30人です。

秋季大祭委員  三輪満雄さん
「おおまつりの反省会をやったときに、神社の成り立ちや、神輿のことを分からないまま担いだり、神社の運営をしているという話になった。再来年の令和7年が八角神輿の230周年の節目になる。もう一度原点に戻って、記憶に残していきたいと思っている」

講師を務めたのは諏訪神社や八角神輿の歴史や文化をまとめた図書「諏訪神社物語」の編集委員長、滝沢榮輔さん99歳です。

十日町総鎮守諏訪神社は、今から800年以上前に現在の場所に遷座したとされています。また全国でも珍しい八角神輿は、西暦1795年に宮殿師、竹内平四郎によって京都で作られ、十日町までは北前船で日本海と信濃川の水路で運ばれてきました。滝沢さんは京都祇園の西御座、東京佃島の住吉神社の神輿とあわせて「日本三大八角神輿」のひとつであるとし、その魅力を語りました。

講習会では、人口減少によるまつりの担い手や神輿の担ぎ手不足の解消に向けて、8月26日と27日に決まっている神輿渡御の日程を日にちにこだわらず、週末開催などに見直すことについて参加者が滝沢さんに意見を求めていました。

滝沢さん「歴史や伝統は守るべきもの。『しちんち』は諏訪祭りとも呼ばれる。日本全国でも27日ってのは多いが、地域によって全部が全部ではない。とにかく守れるだけ頑張ってお願いしたい。お神輿を人力で担ぐ習慣・伝統をどれだけ守ることができるか。そこは崩さないでもらいたい。でも時代が変われば時代の価値観がある。担っていく皆さんにはとにかく前向きに頑張ってもらいたい」

協賛理事 高野平吉さん
「ちゃんと歴史を分かったうえで、理事をやらないとだめだと言われた記憶がある。祭りの考え方や思いが違ってくるので、歴史をもう一度勉強して再度そういう事を考えたい」

なお、滝沢さんがまとめた「諏訪神社物語」は十日町情報館で借りることができます。

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