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妻有の伝説を演劇に!「妻有宝話」公演に向け市民劇団の練習に熱

2023年10月23日 18:00更新

妻有地域に伝わる伝説や昔話を描いた演劇、「妻有宝話(ツマリアンストーリー)」が11月11日(水)、かわにし自慢祭にあわせて上演されます。本番に向けて、出演する市民劇団「かわにし夢きゃらばん」のメンバーが熱のこもった練習を続けています。

「かわにし夢きゃらばん」は、川西地区を拠点に1995年に結成された市民劇団で、20代から70代まで幅広い年齢の団員が所属しています。コロナ禍の間は活動ができず、今回、実に4年ぶりの自主公演になります。

第24弾の今回、上演するのは地域をつなぐ不思議な物語「妻有宝話」です。妻有地域の伝説や昔話をまとめた図書、「越後妻有おーい!昔」から、3つの話を上演します。本の著者は十日町市教育長の渡辺正範さんで、劇団創設当初から脚本を務めています。

渡辺正範さん
「地域に残る伝説をいくつかピックアップしてそれをオムニバス形式で芝居に仕立てた。伝説の行間の物語を想像して、少し話を膨らませた。かわにし夢きゃらばんの芝居の基本として、おもしろみというかばかばかしさみたいな、そういう要素も入っている」

元角万スキー場管理棟で21日(土)に行われた練習では、劇団創立当初から演出を務める、東京都在住の伊勢谷宣仁さんが稽古場に足を運び、3時間にわたって10人の出演者に演技指導をしました。話のひとつ、「ロミ&ジュリin妻有」は「おきよ兼松心中の岩」という昔話を基にしていて、恋仲になった身分の違う男女が互いの両親に結婚を認められず、清津川に身投げしてしまう悲劇のストーリーです。

伊勢谷宣仁さん
「妻有には長い歴史の中で、いろいろな所で言い伝えられている民話がたくさんある。それを現代でもう一回再現することは、ものを想像していくうえでの、おもしろさにつながると思う。これを機会にこの作品を通して現代の子どもたちにつないでいってもらいたい。そうすることで、地域に根ざした文化が根づいていくと思う」

かわにし夢きゃらばん 澤口幹夫 代表
「連日連夜の練習で疲れてはいるが、公演に向けて力を振り絞っている。4年ぶりの公演なので、新生『かわにし夢きゃらばん』として見どころもたくさんあるので、ぜひ見てもらいたい。当日はぜひお越しください。よろしくお願いします」

「かわにし夢きゃらばん」の自主公演「妻有宝話」は、11月11日(日)の午後6時30分から千手中央コミュニティセンター千手の森ホールで上演されます。チケットは前売り券が1500円、当日券は1800円で、千手中央コミュニティセンターのほか、越後妻有文化ホール段十ろうや食料品と総菜の店だいもなどで購入できます。

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