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災害救助犬の育成ボランティア団体を建設業協会が支援

2023年10月24日 16:07更新

災害救助犬を育成する地元のボランティア団体を支援しようと建設業協会十日町支部が23日(月)、育成金40万円を贈呈しました。

災害救助犬は消防からの要請を受け、地震など建物が崩れた際、生き埋めになった人や山で遭難した人を捜すために特別に訓練された犬です。「災害救助犬十日町」はボランティア団体として市内の愛犬家が集まり、1997年から災害救助犬を育成しています。

週1回、川治地区にある訓練場で「伏せ」や「待て」など服従訓練のほか災害現場を想定した捜索訓練を行っています。現在、団体では認定試験に合格した3頭と訓練中の5頭を飼育しいて、魚沼地区の4つの自治体のほか上越市と協定を結んでいます。

山で遭難者の捜索には去年3回、今年はすでに2回出動しています。

災害救助犬十日町 高橋隆之 隊長
「施設の整備費など、我々の会費から出資するのは負担がかかると申し上げたところ、協賛金として志をいただいた。ボランティアとして活動をしているので、負担軽減になり非常にありがたい」

団体では令和9年に設立30周年を迎えるにあたり、今後の救助犬育成に向けて、訓練場の整備を充実させたいと支援を求めていました。新潟県建設業協会十日町支部では災害現場への救助犬の出動は、建設業と一体となった活動が想定されるとして支援に応じ、今回40万円を団体に贈呈しました。

建設業協会十日町 高橋伸幸 支部長
「ふるさとの安心安全を守るという志の中で、災害救助犬の活動も地元には無くてはならない存在。我々と志をともにした活動に感銘を受け協力させてもらった。トレーナーの皆さんが地域のため、人命救助のために尽力している姿は感動した。こうした活動があることで、このふるさとで安心して暮らせていると同時に感じた」

 贈呈式のあとには参加者の前で認定救助犬が3つ並んだ箱の中に隠れた1人を見つけだす捜索訓練を披露しました。 

災害救助犬十日町 高橋隆之 隊長
「災害救助犬の活動は、行方不明者の捜索や建物・土砂災害の捜索、雪崩など多種多様な災害に適応した犬を育成していくことが課題」

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