2023年10月27日 18:29更新
津南町から上越市牧区までを結ぶ一般国道405号線の改良整備促進協議会が26日(木)、4年ぶりに津南町で開かれ、国会議員や道路を管理する県の代表に対し、区間内の7箇所を改善するよう整備を求める要望書を手渡しました。
梅谷守 衆議院議員
「所によっては国道ならぬ『酷道』と称される場所が散見されるほど。これは住む方々にすれば、極めて重要な生活道路であって、冬季間においては交通の確保が最重要課題。なんとかしなければならない重要な課題と受け止めた」
要望を行ったのは平成8年に発足した十日町市、津南町、上越市の首長や議員などで作る一般国道405号線の改良整備促進協議会です。国会議員や道路を管理する十日町と上越の地域振興局の代表に、国道405号線の道沿い7か所において、雪や災害に強い、安全安心な道路にするよう改良を求めました。
405号線のうち十日町地域振興局が管轄する区間は約23kmです。このうち2車線以上ある区間は約7.5kmしかなく、それ以外の場所は国道でありながらセンターラインのない1車線です。場所によっては車両のすれちがいも困難となっています。
道路を管理する県では現在、協議会が整備を求める区間とは別の地点、津南町の秋山郷周辺の整備を集中的に進めていて、十日町地域振興局管内の道路改良率は33%に留まっています。
今回の7か所の要望のうち、十日町市内では浦田地区の雪崩防止対策を含んだ道路改良、浦田から松之山天水越までの道路の幅やカーブの改良、天水島から津南町小島までのトンネルを含む道路改良の3か所が盛り込まれています。
関口市長
「雪国の生活道路であるし、真ん中には県立公園も展開し、大厳寺高原や松之山温泉など重要な観光資源のある地域でもある。大事な道路が整備されることで新潟県の大きな課題でもある、少子化や経済活性化が成し遂げられるのではないか。県財政が厳しいのは伺っているが、ひとつでも改良が前に進むようお願いする」
なお、協議会のメンバーはこの日、津南町内の要望箇所の現場を視察したということです。
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