2024年03月04日 17:08更新
元気に飛渡川に帰ってきてね!
冬の間、サケを卵からふ化させて飼育してきた十日町市立飛渡第一小学校の全校児童が2日(土)、育てた稚魚を地元の飛渡川に放流しました。
飛渡第一小学校では学校の横を流れる飛渡川の自然環境を守ろうと、サケを卵からふ化させて、稚魚を放流する活動を16年前から続けています。今年度は中魚沼漁業協同組合から200個の卵を譲り受け、去年の12月から全校児童12人が毎日交代で、水槽の水替えや餌やりをして大切に育ててきました。
卵からかえった多くの稚魚はすくすくと成長し、体長は4~5cm、重さは3gほどまで大きくなりました。
2年生
「サケがどんどん大きくなると背中にあった模様がどんどん濃くなっていった」
6年生
「育てているときにいつもは死んでしまうサケも多かったが、ことしは工夫して育てたので生き残っているサケが多かった。模様に違いが出たときなどサケの変化を書くときにどのように変わったかを詳しく書くようにした」
中魚沼漁業協同組合 村山徹 組合長
「育てるのは大変、卵からふ化してエサを食べる時期までそれぞれのプロセスをしっかり守らないとできないので子どもたちは自然界の摂理を1つずつ学んでもらいたい」
放流ではまず、漁協が飼育した約5000匹の稚魚を児童がバケツで運んで飛渡川に放しました。
最後に自分たちが育てた稚魚を放すと、数年後に戻って来るサケたちに向けて「がんばれ!」とエールを送りました。
2年生
「サケが川に行ったので、いっぱいサケが帰ってくるとうれしいし、みんな安全に元気に帰ってきてほしい」
近藤博道 校長
「育てた稚魚たちを放す川がきれいであってほしいという環境への関心を高め、たくさんの人たちが支えてくれているということを感じるきっかけや地域とのつながりの機会にしてもらいたい」
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