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今年の出来はどう?中里で雪下にんじんの試し掘り

2024年03月08日 14:22更新

小ぶりでもあんまいよ!

中里地域や津南町の特産品のひとつ「雪下にんじん」の収穫が本格的に始まるのを前に、生産者や市場関係者などが集まって今年の出来具合を見る試し掘りが十日町市原町集落で7日(木)に行われました。

雪下にんじんは豪雪地の特性を利用して中里地域や津南町で40年以上前から生産されています。前の年の7月頃に種まきをして育ったにんじんを、雪に覆われた土の中で約3か月間熟成させることで甘みが増します。

JA魚沼によりますと中里地域では今シーズン、生産者9人で約300aを作付けし、全体で150トンほどの収穫を見込んでいます。この日は県内外の市場関係者などが見学に訪れる中、生産者が1mほどに積もった雪を除雪機やスコップでどかし、土の中に眠るにんじんを掘り起こしました。

市場関係者
「雑味のない、食べやすいにんじんだった。消費者には雪下にんじんの認知度があがっていて、普通のにんじんと違っておいしいと特別感をもってもらい食べてもらっている」

生産者の山田作松さんによりますと、今年の暖冬小雪の影響は少なく、熟成期間中は常に1m以上の雪に覆われていたということです。一方で、種まき直後の発芽から成長を促す段階で高温や水不足の影響を受け、例年と比べて出来は全体的にやや小ぶりになったそうです。

人参部会 山田作松 部会長
「播種期は台風のフェーン現象で風が強く、水不足も重なり、発芽までが大変だった。雪の降り始めから雪の下にあったので、品質的には例年と変わりなく美味しいにんじんになった。いつも通り、尻も丸まって良いにんじんが出てきて良かった。スティックにしたりサラダなど、生で食べるのがおいしい。ことしもおいしくできたと思うので、よろしくお願いいたします」

本格的な収穫は雪解けが進む3月20日頃から始まり、4月末まで約1か月間続きます。雪下にんじんは県内外の市場に出まわるほか、十日町市内では四季彩館ベジぱーくに並ぶ予定です。

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