2024年05月02日 12:42更新
ベテランのワザ、シェアします!
十日町市のブランド野菜「やわ肌ねぎ」の生産拡大につなげようと、新規生産者がベテラン農家から栽培のノウハウを学ぶ「ねぎ塾」が今年も開かれています。
十日町産「やわ肌ねぎ」
JA魚沼では令和2年から十日町エリアで園芸の売上高1億円突破を目指して、ブランド野菜「やわ肌ねぎ」の生産拡大に取り組んでいます。その中で新たに生産を始めた人の技術力を高めているのがベテラン農家が栽培ノウハウを教える、この「ねぎ塾」です。
長年にわたって生産を続ける、ねぎ塾塾長の上原忠吉さんと水品雅嗣さんの2人が発芽から収穫に至るまで、栽培の段階に合わせて年に5回指導します。
4月26日(金)は十日町市新町新田の水品さんの農場で今季2回目のねぎ塾が開かれ、これから作業が本格化する「定植」で気を付けるポイントについて、新規生産者を含む10人が受講しました。2人の塾長によりますと、定植する際は農機具で耕した土が乾かないうちに苗を素早く、真っすぐに植えることで、曲がりの少ない質のいいネギに育つということです。
新規生産者
「コメ作りをしているが、去年の高温障害がひどかったので田んぼでも畑作をやってみようかと思ってチャレンジしている。実際に機械を使って作業ができたので、帰ってからも間違いなく作業ができそう」
上原忠吉塾長
「生産者同志が集まって話すことは見た目が良いネギを作ろう。見た目が良ければ十日町の気候が勝手においしくしてくれる。若手生産者が途切れなく入ってもらい生産が長く続く産地になってほしい」
JA魚沼によりますと昨年度管内でのやわ肌ねぎの収穫量は約191t、高い単価がついたこともあり、売上高は7950万円でした。今年度は生産者が3人増えて42人となり、作付面積は約9.4ha、収穫量は300tになる見込みで、売上1億円突破の期待が高まっています。
JA魚沼 髙橋憲祐さん
「塾長が積極的に新規生産者に指導してもらっているので生産者が増えている。1億円を目指すには収量を上げないといけないのでネギ塾を通して収量につなげていきたい」
十日町エリアでの「やわ肌ねぎ」の収穫は秋がピークで、8月下旬頃から11月いっぱいまでとなります。
Copyright (C) 2024 十日町タウン情報 All rights reserved.