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採取も販売も自分たち!まつのやま学園 春の伝統行事 山菜採り

2024年05月09日 16:49更新

旬を感じて、地域の生業も勉強!

十日町市立まつのやま学園の春の恒例行事、山菜採りが8日(水)に行われ、小学5年生から中学生までの44人が学校周辺の里山でウドやワラビを収穫し、松之山温泉街など地元4か所で採れたてを販売しました。

まつのやま学園の山菜採りは地域の特産物に触れ、地元の人との交流を育もうと40年以上前から続く春の恒例行事です。小学部の5年生から中学部の9年生まで44人が参加し、教員や保護者と一緒にグループに分かれて学校の周辺や、松之山温泉スキー場周辺など4か所の里山に入りました。

児童生徒は、地域の人から山菜の種類や採り方、山を歩く時の注意点などを事前に教わっています。この日は小雨が降り続いていましたが、子どもたちは約2時間半にわたって山道を歩き、ウドやワラビ、ゼンマイなどを慣れた手つきで採っていきました。

7年生
「自分でルートを選んで行って山菜が採れたりするとすごく楽しい。山菜のために観光に来る人もいるので、松之山の魅力になっていると思う。ことしは山菜が出るのが早くて、採れたのは少なかったが来年はもっと多く採りたい」

子どもたちが学校に持ち帰った山菜は約60kgになりました。まつのやま学園では、採った山菜を地域に向けて販売し、そこで出た収益を生徒会費として学校活動に充てるのが大きな特徴です。販売に向けて山菜の洗浄や選別、下処理や梱包まで子どもたちで分担して行います。

魚沼エリアでおなじみの山菜「木の芽」(アケビの新芽)も

準備ができると中学部の生徒が松之山温泉街やナステビュウ湯の山など4か所に分かれて販売を行いました。まつのやま学園によりますと山菜の売上は57,800円になったということです。

8年生
「販売所に持って行った山菜はほぼ完売した。地元の人が多かったが、観光客も買ってくれた。達成感がある。学校の行事で接客はなかなかないので、大人になってアルバイトなどで役立つと思う」

7年生
「自分たちが山菜を採って売れば、地域との関係も深くなっていいと思っている」

まつのやま学園 寺澤 隆志 学園長
「まつのやま学園は統合して7年目だが、この行事は前身の松之山中学校から合わせると45年続いている。地域の山に地域の人と一緒に入って、山菜の採り方やそのあとの処理などを学ぶ学習になっている。総合的な学習時間のメインテーマの1つにその地域に根ざした教育をあげている。地域の人とどのように関わっていけるのかというのを大きな柱として学習を積み重ねている」

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