2024年05月09日 12:26更新

あの人誰？では始まらない！

地域と一体になった学校づくりにつなげようと、十日町市吉田地区の3つの小中学校の教職員と自治振興会や区長など地域の代表がそれぞれ自己紹介をしあう、「吉田大説明会」が2日（火）に開かれました。

吉田地域自治振興会では地域が一丸となって鐙島小、吉田小、吉田中の3校の運営を支援するコミュニティスクールの取り組みに力を入れています。3年前には地域をまるごと学びの舞台とし、「かせぐ」「よりあう」「ふみだす」の3つのキーワードで地域の将来を考える「吉田教育ビジョン」を作り、様々な活動を実践しています。

この吉田大説明会は、新たに赴任した3校の教職員と地域のキーマンが互いを知り合い、吉田教育ビジョンに基づいた特色ある地域学習を行うための年度初めの顔合わせ会です。自治振興会の代表や各区の区長などは約15人、3校からは約30人の職員が出席し、互いに自己紹介をしました。

この春赴任してきた先生
「（これまでの学校では）ほとんどこういう機会は無かった。年度初めにこれから活動する上で面識ができてありがたい。電話やメールでのやりとりが多いので、名前と顔が一致するのはいい収穫になった」

吉田地区地域支援員 山口洋樹さん
「コロナ禍で先生の顔がわからないまま1年が終わるのではないかと危機感を感じ始めた。顔合わせをしたことで連携のスピード感を増した。これが身になる形で連携が更に深まるような取り組みができればいい」

今回の顔合わせは今年度の各学校の総合学習などに活かされるほか、9月には吉田中学校の文化祭と公民館まつりを兼ね合わせたYOAHIDA祭の開催、また地元の児童がサツマイモを育てて、自分たちの手で焼き芋を販売する「こどもお芋屋」など、恒例となってきた活動にもつながるということです。