2024年05月31日 15:46更新
きものの総合産地十日町市内のきもの工場を見学し、匠の技に触れるイベント「~職人探訪~十日町きものGOTTAKU」が5月30日(木)から6日間に渡って開かれています。
十日町きものGOTTAKUは、一般の人が普段入ることができないきもの工場を見学して、織りや染め、加工、メンテナンスといった職人の技に触れてもらうイベントです。5回目の今年は週末を中心に6日間に渡って開かれ、期間中は定員に応じて市内にある10の企業の工場を見学することができます。イベント事務局によりますと、今年は県内外から340人の見学予約がありました。
このうち「十日町明石ちぢみ」を生産する昭和町にある「吉澤織物」では、数百枚の型紙を使って生地に柄を染めていく「型置き」や、染料に浸したはけを使って生地を染めていく「地染め」、染めの作業でつけた糊や汚れを洗い流す「水洗」などの作業が参加者に公開されました。 また機織りをする「織機場(しょっきば)」も公開され、参加者は興味深そうに職人の技に見入っていました。
南魚沼市からの参加者
「まだ全部の企業を回れていないので、今年は前回行けなかったところに参加した。前回見たものと違って水洗流しなどを初めて見たのでとても良かった。今日の午後も来週も予約を入れている」
東京都からの参加者
「丁寧に分かりやすく説明してもらった。友禅の染め工場での型染めで染めて糊伏なども全て型でしていることなどの説明が印象に残っている。今回で全て回れるわけでは無いので、また参加できたらしてみたいと思う」
吉澤武彦 実行委員長
「全国から大勢の方にお越しいただき感動の声が聞かれたことに、身の引き締まる思い。また更に着物づくりをしていかないといけないと感じた。何とか継続しながら、十日町は着物の町であるということと、職人の技をしっかり発信していければと考えている」
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