2024年07月04日 13:08更新
十日町市外で暮らす人たちが1年を通して松代地域の耕作放棄地だった水田に通いコメ作りを行うプロジェクト「ヨ~イ!みんなの棚田」にこのほど13人が集まり、6月29日(土)に除草とエクササイズを兼ねた「ジョソササイズ」に挑戦しました。
このプロジェクトは農業を通じて関係人口を増やそうと、地域おこし協力隊の星裕方さんが松代地域と地域間交流を続ける世田谷区の地域コミュニティ「チーム用賀」に呼びかけて今年4月から始まりました。チームのメンバーが「通い農」として松代地域に足を運び、5年ほど耕作放棄地となっていた約700㎡の水田2枚で自然環境に優しい農薬を使った減農薬栽培のコメ作りを行います。
さらに今回からチーム用賀だけに限らず、参加者を広く募ろうと、プロジェクト名を「ヨーイ!みんなの棚田」に改めました。田植えから1か月たち、この日は除草作業とエクササイズをかけ合わせた「ジョソササイズ」に市外から集まった13人が参加しました。
橫浜からの参加者
「はたから見るとあまり大変そうに見えないが、想像の5倍から10倍はすごくぬかるむし、草も引っこ抜かないといけない。全身の力を使うので大変」
チーム用賀の参加者
「米作りの中で草取りが1番好きで、好きな時に来て草取りをするなどできるので、すごくうれしいし、元気になる。ここで体を動かして、大地から気をもらって元気になるのでとても楽しかった」
こうした「通い農」をはじめ、都市部から通って仕事をしながら農業をする「ワーケーション」をさらに推し進めようと、主催する星さんは蒲生集落にある旧JA山平支店の建物を改修して、コワーキングスペースなどを設けた「棚田ステーション」の設立を計画しています。
改築の初期費用を募るクラウドファンディングで目標額の383万円が6月末で集まった一方で、内閣府からの補助金の認可が下りずにオープン時期が今年9月から来年の春にずれ込んだため、星さんは、ステーション建設に賛同する企業からの出資をさらに募っていく考えです。
十日町市地域おこし協力隊 星 裕方さん
「松代地域に興味を持って来てくれる人が非常に多くいるので、あまり大変な思いをせずに自分たちで田んぼが持てるような仕組みやノウハウを提供できるようになるといいと思っている」
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