2024年07月19日 10:19更新
国道353号線の十二峠に新しいトンネルの開削を求める期成同盟会の総会が17日(水)に十日町市山崎の林家旅館で開かれ、国会議員や県の代表に早期の事業化を要望しました。
新しいトンネル開削の早期事業化を要望したのは、国道353号線の沿線自治体をはじめ、津南町や長野県の飯山市、栄村、野沢温泉村の首長などで構成する期成同盟会です。
中里地域を走る国道353号線は、清津峡や松之山温泉など観光地をつなぐアクセス道路になっているほか、関東圏から津南町や長野県北部に抜ける最短ルートとなっています。一方で、国道の十二峠の一帯は急なカーブが連続し、大型車の通行に危険が伴っている状況です。また平成26年と27年に起きた土砂崩れや、おととしの冬に2度の雪崩が発生して通行止めになるなど、過去に何度も大きな災害に見舞われていて抜本的な対策が求められています。
期成同盟会では平成9年から新しいトンネルの開削を継続して県や国に求めていますが、まだ事業化には至っておらず、安全に通行にするための別の方法の提案も検討しています。
水落敏栄 会長
「会長を引き受けて18年進展していない。一歩でも動かさないといけないと思い、昨年思い切って既存の計画では私たちの目が黒いうちには動かない。今の計画では進まない。今の既存の道路を維持しながらもう一車線単線を作って、両方の運用するのも一つの方法として検討してもいいと思う。そろそろ限界。早期着工に向けて、県の土木部、県庁、国交省にしっかり働きかけをしないといけないと強く思っている」
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