2024年09月18日 17:00更新
十日町市が東京オリンピックの事前キャンプ地になった縁で、クロアチア共和国から寄贈されたトロフィーを争う空手の大会が初めて中里アリーナの武道場で15日(日)に開かれ、初代MVPを目指して、幼児から高校生までの65人の選手が形と組手に出場しました。
十日町市とクロアチア共和国は2002年の日韓ワールドカップのキャンプ地になったことを皮切りに友好を深めています。3年前の東京オリンピックでも空手のキャンプ地になったことをきっかけに、サッカーに次ぐ友好の証として十日町市空手道連盟が去年、空手の市内大会をクロアチア空手道連盟に提案したところ、今年8月に2つのトロフィーが寄贈されました。
この空手大会はそのトロフィーにちなんでクロアチアカップと名づけられ、形と組手に幼児から高校生までの65人が出場しました。大会では、優秀な成績を収めた人の中でも、技のキレや動作の機敏さが特に優れている選手にMVP賞としてクロアチアカップが贈られます。
競技の結果、栄えある初代MVPに輝いたのは、組み手では、田沢小学校3年の鈴木日鞠さんでした。決勝で正確に力強く上段突きを決めて有効を積み重ね、勝利を掴みました。
組手MVP 田沢小学校3年生 鈴木日鞠さん
「組手で突くときにバランスを崩すところを直したり、ステップを跳ねないでやるところを練習した。組手で返しを取ったところがよかった」
また形ではまつのやま学園の9年生、滝沢慧太さんがMVPになりました。滝沢さんは決勝で「セイユンチン」という演武を披露し、スピードやキレ、技の正確性が評価されました。
形MVP まつのやま学園9年生 滝沢慧太さん
「今は素直にうれしいのと自分が選ばれるとは思ってなかったので、名前を呼ばれたときにはとても驚いた。大事なところでブレないようにしっかりスピードとキレを意識した」
十日町市空手道連盟 相沢勇 会長
「子どもたちの空手のレベルは上がっていて、第1回のクロアチアカップにふさわしい試合内容だったと思っている。このカップを友好の証しというかレガシーになるように今後も交流を深めていきたい」
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