2024年10月21日 15:19更新
震度6強の地震を想定した十日町市の総合防災訓練が20日(日)、十日町地域西部地区で行われました。
訓練は今年元日に発生した能登半島地震や、発生から20年の節目を迎えた中越地震を教訓に、震度6強の大きな地震が発生した想定で行われました。
今回住民避難訓練の対象となったのは、高田町3丁目から西本町までの西部地区です。午前8時ごろ全市に向けて緊急速報メールと防災行政無線で緊急情報が伝えられると、住民の有志が指定の1次避難所に避難しました。そのあと各町内の代表約120人が西小学校の体育館に集まり、避難所を開設するための簡易ベッドやパーテーションを組み立てる訓練や、消火器を使った初期消火訓練に臨みました。
参加者
「しっかりしている2人くらいなら大丈夫そう。分かれば1人でも簡単に組み立てられそう。床で寝るよりは快適」
なお、今回の訓練で1次避難所に避難した住民は、西部地区に住む約2800人のうち560人、全体の2割ほどに留まりました。
住民
「1次避難所には30人ほど来ていた。私の近くに住む人は高齢者が多くて訓練に参加するのが難しい。この程度の参加でも大成功だと思う。高齢者には見守りや声かけを日頃から意識している」
西部地区振興会 根津明義 会長
「参加率を聞いて少し心配している。若い世代や高齢者の人で来られなかったのだと思う。底辺まで声かけしていかないと厳しいと思っている」
防災安全課 小林充課長
「防災訓練はより多くの人に参加してもらうことに意義がある。今後も訓練は続くのでより多くの人に参加してもらいたい。雪が降って除雪していない道もあるし、地震で家屋が倒れて道が塞がれる危険性がある。臨機応変に対応できるように訓練してもらいたい」
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