2024年12月04日 14:52更新
年の瀬が迫るなか正月のしめ飾りを作る教室が中里公民館で1日(日)に開かれ、参加者が伝統の技に触れました。
この教室は家庭で作る機会が少なくなったしめ縄の作り方を伝えていこうと、中里地域の公民館事業として去年から開かれています。講師は地元で農業を営みながらワラ細工の商品を販売している鈴木隆さんで地元の親子など3人が初めてのしめ飾り作りに挑戦しました。
参加者はまず1つに束ねられたワラを2つに分けて、脚で押さえながらそれぞれをねじって、縄状に編みこんでいきます。
できた縄をリースのように丸い輪に整えます。そのあと用意された紙垂や扇、稲穂などの縁起物を飾りつけオリジナルのしめ飾りを完成させました。
参加者
「こんなにすてきになるとは思わなかった。ワラを編むことを知らなかったので知れてよかった。編むのが難しかった。ところどころ結ぶのが大変だった」
参加者
「簡単に出来ると思ったが難しかった。楽しくできた。毎年購入しているので今年は手作りを飾りたい」
鈴木 隆さん
「面白さを伝えながら、昔ながらの物を伝えていきたい。現代はコートなどがあるが、昔はワラや山のもので作った物を使っていた。そういうものを伝えて残していきたい。お金さえあれば何でも手に入るが、自分で発想して作る事が将来の宝になる。そういった経験が豊富になることで、いろいろな分野に生かしていけるので挑戦してほしい」
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