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関口市長 進退明らかにせず 新年度予算案は骨格予算で一般会計322.5億円

2025年02月20日 15:46更新

十日町市の定例記者会見が18日(火)に開かれ、関口市長は約2か月後に迫る市長選挙に対し、進退の態度を明らかにしませんでした。これに伴い、予定されていた新年度予算案の発表は政策的な新規事業を抑えた「骨格予算」として編成され、一般会計の予算規模は前年度より約26億円少ない322億5000万円となりました。

関口市長
「今回は私ももし出るとすれば5期目挑戦。年もとってきたこともあり、今後の進退について熟慮しているところ。3月(議会)の冒頭に表明できるか確信が持てなかったので、そういう場合にはこの形が正しいやり方だろうということで、『骨格予算』という形で編成した。市民にとって私でいいのかなということ、それにつきます」

関口市長は会見でこのように話し、十日町市長選挙まで約2か月に迫る中でも進退への態度を明らかにしませんでした。そのうえで今回発表された新年度予算案は十日町市としては初めて、新規事業など政策的な経費を除いて必要経費だけを盛り込んだ「骨格予算」として編成されました。

一般会計の予算規模は322億5000万円で前年度と比べ、25億9000万円。率にして7.4%減少していて、2011年度以降の当初予算案としては最も少なくなりました。歳出では「大地の芸術祭」の本祭が開かれた今年度と比べ、商工費で43.1%減の21億円。土木費で24.7%減の49億円。教育費で20.5%減の34億円となっています。十日町市では4月末の市長選後に新しい市長の意向を反映させた肉付けの補正予算を編成する方針です。

関口市長
「選挙の年は特に出馬するという表現をさせてもらった中で通常予算の提案をしていたので、今回は間に合わない可能性が十分あるし、どうなるかはっきりわからなかったので、肉付けした予算編成は今回すべきではないと思った。これが原則だと思う」

「出るとすれば5期目の挑戦。そのことは市民にどうなのか。高齢の市長が率いる市政が今の十日町に良いことなのか。もっと若い感性を持った人が率いた方がいいのではないか。どうするか決めるのは本当に孤独な作業。でも、少し時間をもらえばありがたい。今の状況を見ていると、もう少し時間をもらえることができると感じたのでそのようにした」

十日町市長選挙は市議会議員選挙と同時に行われ、4月20日(日)に告示、27日(日)に投開票が行われます。

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