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中里倉俣で「雪下にんじん」試し掘り ことしの出来栄えは?

2025年03月07日 17:51更新

3m越えで甘さ凝縮!

十日町市と津南町の特産品のひとつ「雪下にんじん」の試し掘りが7日(金)に中里地域の倉俣集落で行われ、生産者や市場関係者が今月末からの収穫を前に、ことしの出来具合を確かめました。

「雪下にんじん」は40年以上前から生産されている十日町市や津南町の特産品です。前の年の7月ころに種をまいて育てた人参をすぐに収穫せず、冬の間雪の下で熟成させることで甘みが増します。

この日は今シーズンの本格的な収穫を前に出来具合を確かめようと、ほ場に生産者や市場関係者が集まり、3mにまで積もった畑の上の雪をスコップで取り除きながら、人参を掘り起こしました。

生産者
「最近は雪が少ない年が続いていたから、こんなに雪があると収穫が大変。どうするんでしょうね・・・除雪機じゃなくてブルトーザーが入るんだろうな」

長岡市から訪れた市場関係者 
「出来がいいと思う。大きいし食べ応えがある。臭みがないので小さな子でも食べられる」

三条市から訪れた市場関係者 
「甘みがあっておいしい。フルーツを食べている感じで生食向き。マヨネーズを付けて食べるのがいい」

JA魚沼によりますと中里地域では今シーズン、10人の生産者が約350アールに作付けし、200tほどの収穫を見込んでいます。夏の高温や水不足も心配されましたが、生育に大きな影響はなく、大きさや味は例年並みのほか、昨シーズンよりも臭みが少ないと関係者は話しています。

人参部会 齋喜真琴 部会長
「夏の水不足でかん水が制限された。耐え忍んでことしの雪下にんじんにつながったし、ギリギリ保てた。ことしは3mの雪があって、鮮度がいいと思う。このあと雪どけの冷たい水が畑に浸透して甘みを保つ。より甘くおいしく育っている」

雪下にんじんの本格的な収穫は3月末から始まり、4月末まで出荷が続きます。十日町市内では四季彩館ベジぱーくやスーパーに並ぶ予定です。

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